掃除
掃除で大切なことは、スッキリを感じる〝達成感〟です。手間と負担の少ない掃除がポイントです。結果を早く確実にします。
●月に1度は窓ガラスの掃除を
掃除の結果がわかりやすい「窓掃除」。月1回の掃除で部屋が明るい印象に。水を6~7分目まで入れたペットボトル(小)に台所用洗剤2~3回プッシュしてよく振ります。泡を窓にふきかけて、丸めた新聞紙で拭くだけ。新聞紙のインクはツヤ出し効果があります。
●使い捨て雑巾プチタオルを活用
排水溝やギトギト汚れには、使い古したバスタオルを10cm角に切った「プチタオル雑巾」が大活躍します。
プチタオル雑巾の利点は、さわりたくない部分も手軽にでき、「使い捨て」なので洗う手間が必要ないことです。
●すぐに使える掃除セットを準備
縦・横・高さが10cm~20cmくらいの容器に、プチタオルや割りばし、空のペットボトルなどを入れて、家族みんなが取りやすい場所に置きましょう。汚れを見つけたらすぐ掃除できるので、こまめに使うのが楽しくなります。
●時間がなくてもできる空気の入れ替え
掃除の時間がないときや、疲れているときでもできる方法です。窓を開けて、新鮮な空気と入れ替えるだけでOK。換気は家の深呼吸なので、生活もスムーズに回り始めます。朝や帰宅後はもちろん、何かやる気になったときにも、新鮮な空気が相乗効果をもたらします。
●わずかな時間で鏡をきれいにする
すぐにできて効果的なのが鏡の掃除です。鏡がきれいだと、家族のみんなも気分がよくなるものです。掃除セットのなかにあるプチタオルにハミガキ粉をつけて、こすると驚くほどきれいになり、香りもさわやかです。
子ども部屋の片付けワザ
子どもの成長とともに、おもちゃや思い出のものはどんどん増えていきます。ここでも、“もの”ではなくスペースを中心に考えて、「現在必要なもの」「ときどき使うもの」「使っていないもの」に分け、それぞれのスペースを設けます。こうしておくと処分の順位が一目瞭然です。
○子どもの描いた絵や工作の保存方法
どんどん増える子どもの絵や工作は悩みのタネ。例えば、最新の作品だけを飾って、飾り終えた作品はダンボール箱など、“決めたスペース”に保存するのもひとつの方法です。その場合、スペースがいっぱいになったら、順次デジカメで記録してから、処分するのもよいでしょう。
○増えるおもちゃの整理はどうする?
おもちゃがどれだけ増えても、子どもは常に新しいものを欲しがります。スペースを基準に解決しましょう。
用意したおもちゃ箱に「入らないおもちゃは買わない」「新しいおもちゃを買う場合は、使っていないものを選び、それらを移動してからにする」など、子どもが納得する説明ができます。
収納
モノはどんどん増えるもの。住まいも、収納場所も大きさは決まっているので、捨てるべきものは思い切って捨て、よく使うものが取り出しやすいスペースを確保することが大切です。収納は“スッキリ感”が大切です。
●デコボコをなくして“スッキリ”な部屋に
どこにもしまえないものが詰まった紙袋を壁際に置くと、だんだんとその周囲が荷物置き場になってしまったりします。袋の中のものを「必要のないもの」「使わないもの」などに分類して、捨てるものをどんどんゴミ袋に入れましょう。一度、スッキリしたら、デコボコをつくらないように、こまめに片付けましょう。
●よく使うものは取り出しやすく
クローゼットや本箱などでは、思いつくままの収納はNG。しまうときは「よく使う」「ときどき使う」「あまり使わない」に分類して収納します。「よく使うもの」~「あまり使わないもの」の順番に、取り出しやすい「手前」~「中央」~「一番奥」にすると、取り出すとき探しやすくなります。
●冷蔵庫の収納と残った惣菜
冷蔵庫も、野菜、調味料、惣菜、残り物・・・と分類ごとにスペースを決めるとスッキリします。また、残り物をそのまま食卓に出すと、まずく見えます。皿を替えて盛り付けるなどの工夫や、多めに作ったら、その分は最初から冷凍すれば、次回のお楽しみとしていただけます。
☆月刊誌『灯台』2011年3月号より転載