部屋の中のちょっとしたスペースでできるプチ菜園作り。子どもと一緒に挑戦してみませんか?
手軽で、初心者でも簡単。子どもの野菜への興味もUP!
窓辺やキッチンなど、目につきやすいところに緑があると、家の中がパッと明るくなりますね。今回は、目で楽しむ緑のインテリアにもなり、さらに“食べる”楽しみも味わえる「プチ菜園作り」を紹介します。日当たりの良いところであれば、少しのスペースでも栽培できるので、野菜作りが初めてな人でも簡単。また、プランターなども家にある容器で代用できるので、準備の負担が少なく、気軽に始められるのが魅力です。
プランターを子どもと一緒に手作りしたり(下記参照)、タネまきや水やりなどの簡単な作業は子どもに任せるなど、親子で楽しみながら栽培すれば、収穫の喜びもひとしお。野菜が苦手な子どもでも、成長を目の当たりにすることで、野菜への興味が深まることもあるかもしれません。ぜひ、親子で気軽にチャレンジしてみてください。
ペットボトルが早変わり! 簡単・手作りプランター
ペットボトルを再利用して、オリジナルのプランターを作ってみませんか。親子でデコレーションすれば、見た目も華やかで、植物の世話がいっそう楽しくなるでしょう。
〈準備するもの〉
・空のペットボトル(2L)
・カッター
・千枚通し、またはキリ
・ビニールテープ
・油性カラーペン、
マスキングテープなど
〈作り方〉
①ペットボトルをしっかり洗う。
②ペットボトルの上部をカッターでカットし、切り口をビニールテープで覆う。
③底に千枚通しやキリなどで小さい穴を開ける(まんべんなく12~13ヵ所ほど)。
④油性カラーペンで絵を描いたり、好みのマスキングテープを貼ったり、自由にデコレーションする。
横に寝かせたペットボトル(ふた付き)の側面を切り抜き、大きなプランターにしてもよいでしょう。
タネまきから収穫まで約1ヵ月♪ 親子で育てるプチ菜園
(ベビーリーフ編)
●用意するもの
・プランター ※上記参照
・鉢受け皿
・霧吹き(水やり用)
・はさみ(収穫用)
・培養土
・ふるい、またはざる
・液体肥料
・ベビーリーフのタネ
※今回使用するのは、ベビーリーフ(発芽後10~30日以内の幼葉で収穫できる葉野菜)のタネ。栄養価が高いのが特徴(水菜、コマツナ、チンゲンサイ、ルッコラなど)。市販されているベビーリーフ用の葉野菜のタネがおすすめ。
~どこに置く?~
日当たりの良い場所に。ただし、強い日差しの真夏の直射日光は避けて。
●野菜作りスタート!
〈タネまき〉
①培養土をふるいにかけ、粗い土をプランターの底に、細かい土をその上にのせて、平らにする。
②土に霧吹きで水をかけて、十分に湿らせる。
③タネを重ならないようにまき、上から細かい土をかぶせて軽く押さえ、霧吹きでしっかりと水をかける。発芽するまでは土を乾燥させないように注意。
〈水やり~追肥〉
①発芽したら、土の表面が乾いたときに霧吹きで水やりを(プランターの下から水があふれるくらいが目安)。
②本葉(発芽して最初に出る子葉のあとに出てくる葉)が3~4枚になったら、液体肥料を土に与える。2週間に1度を目安に。
●いよいよ収穫!
本葉がさらに増えて混み合ってきたら、はさみで収穫を(株の芯を残してカットすると、再び葉が育ってくることも!)。
※栽培期間が1ヵ月をこえ、葉が大きく育ってきた場合は、大きめのプランターに植え替えをしましょう。
<< 目・鼻・肌で野菜を観察しよう♪ >>
葉の色や形を見たり、においを嗅いだり、葉の表面を手で触ってみたり……。野菜を五感で感じながら日々成長する野菜の姿を親子で観察しましょう。気づいたことをノートに書き留めるのもいいでしょう。より一層、野菜に対する興味が深まるはずです。
☆月刊誌『灯台』2015年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載