知っておきたい子連れ訪問時の準備とマナー

よそのお宅にお邪魔するとき、子連れで訪問するとなると、何かと気がかりなことも多いですね。どんなことに気をつければよいのか、そのポイントを押さえておきましょう。

相手宅の状況に配慮し、十分準備して楽しい訪問に

 イベントの多い年末年始は、親戚や友だちのお宅への訪問も楽しみの1つですね。しかし、子どもと一緒に訪問するとなると親は余裕がなくなりがち。せっかくの訪問を楽しめなかったということにならないためにも、相手のお宅に迷惑がかからないよう、十分注意しましょう。
 まず相手のお宅がどんな家族構成かは大きなポイントです。自分の子どもと同年代の子どもがいる家庭では、リビングが子ども仕様になっているなど、ある程度受け入れ態勢が整っている場合があります。しかし、単身者や夫婦だけで子どもがいない家庭の場合、事前にいろいろなグッズを持参したりするなど配慮が必要です。
 子連れでよそのお宅を訪れるときにしておきたい準備と、マナーをしっかり押さえておきましょう。

訪問前に気をつけておきたいこと

●子連れで行くことを伝える
子どもがいることを相手が知っていても、何の断りもなく子連れで訪問するのはマナー違反。必ず事前に伝えましょう。

●食事をごちそうになるときは
子どもの嗜好は大人とは違うので、先方も食事の準備には気を使うもの。まずは子どもの分は持参すると申し出るとよいでしょう。

これだけは押さえておこう! 子連れ時の訪問先でのマナー

訪問先では以下の点に気をつけながら、常に子どもの様子に気を配りましょう。

◆おむつ替えはひと声かけてから
おむつ替えはひと言確認してから廊下やトイレなどで。リビングで行なうときはシートなどを敷き、汚れたおむつは持ち帰ります。

◆食べるときはきちんと座らせて
食べこぼしが散らからないようきちんと座らせ、食事用エプロンを。ビニールシートなどをテーブルの下に敷くとさらに安心。

◆お気に入りのおもちゃを持参しよう
子どもは手持ち無沙汰になるとぐずってしまうことも。お気に入りのおもちゃを持参し、ママのそばで遊ばせましょう。ほかの部屋を勝手に開けたりしてしまうような事態も防げます。

◆子どもが粗相をしてしまったら
室内のものを汚してしまったときなどは、子どもがわかる年齢なら一緒に謝ります。その場で子どもを叱りすぎても迷惑なので、静かに注意する程度に。

◆最後は片づけを
お暇する際は、遊んだおもちゃは子どもに片づけさせましょう。年齢的に難しければ親が片づけましょう。「そのままでいい」と言われた場合も、1ヵ所にまとめるなど、散らかし放題で帰るのは避けましょう。

★そのほかに、あると便利なグッズ

・ストロー付きカップ(飲み物をこぼす心配がない)
・着替え(汚してしまったときのために。汚い服のままだと相手宅を汚してしまうことも)
・バスタオル(昼寝をするときなどに)
・食事用エプロンは、食べこぼしをキャッチできるポケット付きのものを。

☆月刊誌『灯台』2014年12月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載