―特別対談― 太陽のごとく日本の未来を照らす

評論家           公明党 群馬県本部代表
森田 実さん   福重隆浩さん

評論家・森田実さんは、北関東エリアに大きな期待を寄せ、〝日本の力〟である産業技術の拠点は、北関東に移り始めていると断言します。そんな森田さんと、群馬県議会議員として数多くの実績を残してきた福重隆浩さんが対談。話は福重さんの実績から、北関東エリアへの期待、そして今の時代に求められる政治家像など、多岐にわたりました。

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誠実さと優しさが光っている

森田 今日は福重さんとの語らいを、とても楽しみにしてきました。どうぞよろしくお願いします。
福重 こちらこそよろしくお願いいたします。私も森田さんとお会いするのがとても楽しみで、昨夜は遠足の前日のようにワクワクして、なかなか眠れませんでした(笑)。
森田 福重さんは議員になられて17年になりますね。
福重 創価大学を卒業して、電子部品製造販売の会社で営業マンとして勤務した後、2003年に群馬県議会議員として初当選させていただきました。
森田 営業マン時代の経験は、議員活動にも生かされていますか。
福重 営業マン時代は顧客ファーストで営業活動をしていましたが、それと同様に県議会議員になって初めに決意したことは、〝街のサービスマンになる!〟ということでした。群馬県の皆様がお客様で、お客様が不便を感じていることに耳を傾け、その不便を解消する。それが私の仕事だと決めて、議員生活をスタートさせたのです。それ以来、多くの方々からお声をお寄せいただき、それにお応えしながら走り抜いてまいりました。
森田 福重さんはこれまで議員として、たくさんの実績を残してこられましたね。そのなかのいくつかをご紹介ください。
福重 2008年に、小学6年生と中学3年生のお子さんがいるご婦人が悩んでおられるということを、友人から聞きました。そのご婦人は、中学校と高校の入学式が同じ日・時間帯で行われるために、両親が二手に分かれて入学式に出席せざるを得ないことに思い悩んでおられたのです。早速調べてみると、群馬県では県立高校と市町村の中学校の入学式の日程が重なっていることが確認できました。
森田 そのご婦人以外にも、悩んでいる方はたくさんいらっしゃったでしょうね。
福重 近県の状況を確認してみると、日程が重ならないようにしているところもあったので、議会で教育長に、「群馬県でも日程を検討するべきではないか」と質問しました。しかし教育長の答弁は、「入学式について、小中学校は市町村が決め、県立高校は20年以上、この日で行っている」というものだったのです。そして最後に「今後、検討したい」とだけつけ加えられました。
 私はどうしても納得がいかず、「入学式は保護者の方にとって、これまでの子育てのご苦労が報われる大事な記念日です。それが理解できずして、どうして血の通った教育ができるのですか。ぜひそういった親心を汲み取ってほしい」と強く訴えたのです。
森田 すぐに行動を起こす誠実さと、親心に思いを馳せる優しさが、光っていますね。
福重 それから約2ヵ月後、〝思いは通じるんだ〟と実感する出来事がありました。私と教育長のやりとりを議会で聞いていた方が、新たに教育長となりました。その方は私に、「2ヵ月前、福重さんの話を議場で聞いて、私も人の親として福重さんの言うとおりだと思いました。教育長として、来年4月の入学式を別の日にするよう頑張ります」と言ってくださったのです。そして、翌年より入学式が別の日に行われるようになりました。一人の小さな声をしっかりと受け止め、形にする。それが公明党議員の務めであると、あらためて胸に刻んだ出来事でした。
森田 福重さんの働きによって多くの笑顔が生まれたのですね。群馬県民に代わって、私からも感謝を申し上げたいと思います。
福重 ありがとうございます! そのほかにも、教育・福祉施策の充実に力を注いできました。その一つが子育て世帯を地域社会で応援したいとの思いから提案し、実現した「ぐーちょきパスポート」です。これは群馬県内に住む(または子どもが群馬県内に通学・通園している)子育て世帯にお配りするカードで、協賛店舗で提示すると割引やプレゼントなどの〝ちょい得〟サービスが受けられるというもの。嬉しいことに、子育て世帯の親御さんから喜びの声がたくさん届いています。また、県立高校の全教室へのエアコン設置についても、県議会公明党が一人の高校生からの声をもとに、議会で何度も質問を重ねて実現させたものです。
森田 福重さんをはじめ公明党の地方議員の皆さんには、本当に頭が下がります。涙ぐましい努力をしながら、困っている人に関わり続けておられます。公明党はまさに〝国の宝〟です。

群馬には人材を育む土壌がある

森田 産業技術は〝日本の力〟です。これまでその力は東京に一極集中していました。ところが最近では、埼玉へと移動し、さらに北上して茨城、群馬、栃木へと向かいつつあるように感じています。その意味で福重さんが拠点としている北関東エリアは今後、日本で最も注目すべき地域だと言えます。これからは北関東の時代になるでしょう。なかでも群馬には、人材を育む土壌があります。
福重 北関東、そして群馬への大きな期待、本当にありがとうございます!
森田 群馬からは、福田赳夫(高崎市出身)、中曽根康弘(高崎市出身)、小渕恵三(吾妻郡中之条町出身)、福田康夫(東京都生まれの高崎市育ち)という4人の内閣総理大臣が誕生しています。私はこの4人に直接お会いしてきましたが、共通していたのは非常に実直であったということです。また、私の群馬出身の友人は皆、たとえ人に騙されたとしても自分は人を絶対に騙さないという誠実な方たちばかりです。
福重 群馬の県民性への深い洞察に改めて感謝致します。私も群馬の地で活動するなかで多くの方と接してきましたが、まさにそのような実直な人柄が根づいていることを実感しています。
森田 私は儒教について詳しく学びましたが、儒教には、人間が守るべき基本的な道徳としての「仁、義、礼、智、信」の五常があります。目の前の人物がこの五常を有しているかどうかは、しばらく観察しなければわかりません。しかし、そのなかで礼だけは会った瞬間に感じ取ることができます。だからこそ私は、礼節を全うしている人のことは信頼できると思ってきました。
 その点で、私はこれまで多くの公明党の支持者の方々と接してきましたが、皆さん、本当に礼節をわきまえた方たちばかりです。公明党の議員は、そういったすばらしい支持者の方々に励まされ、応援されるなかで育てられ、国民の思いに叶った仕事を成し遂げてこられたのだと思います。公明党の議員こそ、日本の将来を任せるに値する政治家です。
福重 そのように言っていただき、感謝の思いでいっぱいです。
森田 私こそ国民の一人として感謝します。私は長らく評論家の立場から、政治を通じて日本を見てきましたが、日本は着実に良い方向へ向かっています。その一番の功労者は公明党です。公明党の存在によって、政界は真面目になりました。
 公明党の福祉を大事にする姿勢が、政治の世界で福祉政策の優先度を高め、公明党の平和を重視する姿勢が、日本がアジアの一員として、アジアの平和と安定を守る外交姿勢に反映されています。私たち国民は、公明党にもっと感謝しなければいけないと思うのです。

県に対して、大雪被害に関する申し入れを行う

不屈の楽観主義を基にした明るさ

森田 新型コロナウイルスの感染拡大にあって、公明党の政治姿勢と施策が、国民の不安を払拭し、安心を生んでいます。福重さんも県議会で、さまざまな施策を講じてこられましたね。
福重 はい。特に力を入れたのが宿泊業への支援です。草津など観光業が盛んな地域の方々から、悲鳴にも似た声が数多く寄せられました。そこで私が県議会で提案し、県内宿泊施設を利用した県民を対象に、一人1泊6000円以上の宿泊をした場合に、宿泊費5000円を補助するキャンペーン「愛郷ぐんまプロジェクト(6月5日~7月31日)」が実現しました。県内の人が、自分たちの県の観光地の価値を再発見する機会にもなり、地方創生にもつながる施策にもなったと思っています。
森田 コロナショックに加え、近年は自然災害も頻発化しています。公明党はかねてより、防災・減災対策にも力を注いできましたね。
福重 日頃から必要な物資に目配りをすることが、災害時に県民の生活を守ることにつながります。群馬県では避難所・避難生活学会の榛沢和彦氏(新潟大学特任教授)から、静脈瘤を防ぐ弾性ストッキングや段ボールベッドなどの成案を受けました。避難所ではエコノミークラス症候群になる女性が多いのですが、弾性ストッキングや段ボールベッドは足腰の負担を軽減し、エコノミークラス症候群を防ぐ効果が期待されているのです。そこで国会議員を介して、避難生活に必要な予算をつけてもらうことができました。これはまさに公明党のネットワーク力によって実現したものです。
森田 いま新型コロナウイルスと異常気象の影響で、社会全体に不安や悲観主義が広がっています。それを象徴するように、世界の政治では分断が進み、混乱も極まっているのです。このような世相にあっては、まさに〝太陽の輝き〟を放つ政治家が求められます。スター性のある政治家は何人もいますが、スター、つまり星の輝きは太陽が昇れば消えてしまいます。太陽にはかなわないのです。また、星は自らが輝くだけで、周囲を照らしません。太陽の輝きこそが、世の中を真に照らしゆくのです。
 その点で福重さんは、本物の明るさを持った太陽のような政治家です。会った瞬間に、その明るさが伝わってきました。その明るさはきっと、心のなかにある不屈の楽観主義を基にしたものだと思います。そこにいるだけで周囲に希望が伝わっていく。ぜひ日本の太陽として、これまで以上に大きな立場で、希望の灯を多くの人に届けてください。期待しています!「福重は太陽のごとき光なり」―これでいきましょう!
福重 ご期待にお応えするために、そして誰もが安心して笑顔で暮らせる社会をつくるために、全力で走り抜いてまいります! 大変にありがとうございます!

森田さんは福重さんに、「希望の灯を多くの人に届けてください」と語った
☆月刊誌『灯台』2020年11月号より転載

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森田 実さん   福重隆浩さん もりた・みのる●1932年、静岡県伊東市生まれ。東京大学工学部卒業。日本評論社出版部長、『経済セミナー』編集長などを経て、73年に政治評論家として独立。テレビ・ラジオ・著述・講演活動など多方面で活躍。中国・山東大学名誉教授。東日本国際大学客員教授。著書に『森田実の言わねばならぬ 名言123選』『森田実の一期一縁』『二階俊博幹事長論』など多数。近著『志帥会の挑戦』。フェイスブックでコラム「森田実 世界研究室通信」を連載中。(アカウントは「@moritasouken」)

ふくしげ・たかひろ●1962年、東京都生まれ。創価大学を卒業後、民間企業での勤務を経て、2003年に群馬県議会議員に(5期)。公明党群馬県本部幹事長を経て、現在は同党群馬県本部代表、党地方議会局次長を務める。