子どもとたくさん触れ合っていますか?スキンシップは互いの信頼感を高め子どもの健やかで強い心を育てます。日頃から肌の触れ合いを意識して親子で遊ぶとよいでしょう。
スキンシップは子どもに対する大切な愛情表現の1つ
子どもはスキンシップが大好きです。手をつないだり抱っこしたり、頭をなでてあげるだけでも、子どもの心は愛情に包まれ安心感で満たされます。それは大人も同じで、多くの方が子どもを抱きしめたりほおずりしたりして肌が触れ合ったときに、心がほっと落ち着くような感覚を経験したことがあるのではないでしょうか。
スキンシップをとると“愛情ホルモン”と呼ばれるオキシトシンという物質が脳から盛んに分泌されます。オキシトシンには互いの絆を深める、情緒を安定させる、ストレスに強い心を育むなどさまざまな効果があるといわれています。幼い子どもほどその効果が強く表れる傾向にあり、反対にスキンシップが足りていないと落ち着きがなくなったりキレやすくなったりする原因にもなります。幼児期はもちろん、小学生になっても積極的にスキンシップをとるとよいでしょう。
じゃれっこ遊びとは、肌と肌が触れ合うことでお互いが思わず笑顔になる“スキンシップ”の遊びです。くすぐり合ったり抱き合って転がったり、肌が触れ合うのがポイントです。じゃれ合いながら自由に楽しく遊びましょう!
※抱っこしたり抱きしめたり日頃から親子のスキンシップを大切に
じゃれっこ遊び あれこれ
じゃれっこ遊びに型やルールはありません。
思いのままにじゃれ合って子どもが喜べばそれでOKですが、どうやったらいいかわからないというママ、パパのために、すぐにできるじゃれっこ遊びを紹介します。
●足乗り竹馬
親子で向かい合い、親の足の甲に子どもの足を乗せて、そのまま前に後ろに歩きます。
●お馬ぱかぱか
親が四つん這いになり、その上に子どもが乗ります。子どもの声に合わせてヒヒーンと体を反らしたり、大人が2人で馬になり、乗り換えさせるとさらに楽しめます。
●靴下脱がしっこ
親子でお互いの靴下を脱がし合います。足をくすぐればさらに大笑い!
●グーパーグーパー
親が床に座って、両脚を開いたり閉じたりし、その間を、子どもが跳びます。息が合ってきたらスピードアップ!
●空高くジャンプ!
親と子どもで向かい合って両手をつなぎ、子どもにジャンプさせます。跳ぶタイミングに合わせて、さらに高く引き上げてあげましょう。
●くっつきゆりかご
親が子どもを抱っこしたまま寝ころがったり、起き上がったりを繰り返します。
☆月刊誌『灯台』2013年12月号より転載