日が短く、厳しい寒さが続くこの時期は、家の中でできる遊びが役立ちます。そこで、簡単に作れてすぐにできる、ストロー落としを紹介します。1歳ごろから幼児期まで長く楽しめる遊びです。
空間認知能力や集中力を鍛えます
手先、指先を使う遊びは脳を育てるといわれ、人気を集めています。その1つとしておすすめなのが「ストロー落とし」。容器に開けた穴にストローを落としていくシンプルな遊びですが、さまざまな面で子どもの成長を促します。たとえば、小さな穴の位置を確認し、そこにストローを運ぶという動作は、目と手をしっかり連動させる必要があり、空間認知能力を鍛えます。さらに手先、指先が器用になり、集中力も養います。まだ難しいという子どもの場合、500ミリリットルのペットボトルの飲み口にストローを差すことから始めましょう。 容器には透明のものを使います。ストローがストンと落ちる様子が見えると好奇心が刺激されるうえ、「できた!」と視覚的に達成感を得られるためです。 とても簡単なストロー落としの作り方を紹介します。親子で一緒に作って、ぜひチャレンジしてください。
ストロー落としを作ろう
▼用意するもの
・2リットルの四角形のペットボトル…1本(キャップ不要)
・曲がるストロー…3色、各10本(計30本)
・カッター ・はさみ
・セロハンテープ
・ストローと同じ色のビニールテープ…3色
■作り方
①ストロー3色×各5本を上から2/3の長さに、残り各5本を上から1/3の長さにはさみで切ります。
②下のイラストを参考に、ペットボトルの上部を切ります。切り口は危なくないようにセロハンテープを貼ります。使うときは、切った上部を逆さまにして下部にかぶせます。
③カッターで1.5センチ幅の四角い穴を、10ヵ所ほど開け、1つの穴のまわりに1つの色のビニールテープを貼ります。
【ストロー落としをやってみよう!】
※上記で作ったストロー落としで遊ぼう。
どんどん落としてみよう
まずは、ペットボトルの飲み口にストローを落とします。
慣れたら、ペットボトルの側面に開けた穴に、ストローを落としていきます。曲がる部分のあるストローは、少し曲げておくと難易度が増します。
同じ色はどこかな?
穴の色と同じ色のストローを落とします。
色がまだわからない子には、まず色を認識させましょう。ママが「赤色はどれ?」と語りかけ、子どもに赤色のストローを選ばせ、赤色の穴に落とさせます。
落とすものは何でもOK
ペットボトルに開けた穴に入るものなら、落とすものは何でもOK。
ひも、ビー玉、石、ビーズ、どんぐりなど。くねくねと曲がるひもを落とすのは、ストローを落とすよりも難しく、ストロー落としに慣れた子どもに適しています。
≪column≫ マスキングテープを使って、かわいらしく装飾を
ペットボトルに開けた穴の切り口に貼るテープを、カラフルなマスキングテープに替えるだけで、かわいらしく仕上がります。子どもと一緒にテープで装飾を楽しんでみてください。
☆月刊誌『灯台』2013年1月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載