楽しみながら、図形に親しむパズル遊び

手軽に遊べて、楽しみながら図形に親しむことのできるパズル遊びを紹介します。お休みの日などに、家族で挑戦してみてくださいね♪

パズルで遊んで、図形への興味を育もう!

 お出かけの予定がない休日は、何をして過ごそうか頭を悩ませることも多いですよね。今回は、そんな日にも子どもと一緒に取り組めるパズル遊びを紹介します。
 小学校以降の算数や数学で、苦手意識を持ちやすいのが図形の分野。頭のなかだけで形を想像して、組み合わせたり、移動させたり、回転させたりすることは、小さい時に積み木で遊んだ経験などで身につけた想像力がカギになります。今回紹介する2つのパズル遊びは、そんな力を育むのにぴったり。注意深く形の特徴を観察したり、三角形が2つ合わさると四角形になることなどの発見を楽しみながら、図形への興味を育みましょう!
 勉強ではないので、正しくできているかどうかは気にしなくて大丈夫。家族で楽しく遊びながら、さまざまな形に親しんでくださいね!

折り紙で形遊び

いろいろな形を組み合わせて遊びます。折り紙を数枚重ねて、下の絵のように切れば、簡単に同じ大きさの図形をたくさんつくることができますよ。丸い形も切り取っておくと、イメージが広がりやすくなります。

遊び方①(2歳くらいから)
大人が形を組み合わせて画用紙などの上に並べ、「これなーんだ?」とクイズにして子どもに答えさせます。子どもが興味を持ったら、子どもにも形をつくらせて、家族でクイズを出し合いましょう。でき上がった形をのりで貼って、作品に仕上げてもよいですね。

遊び方②(3歳くらいから)
この下に出てくる「折り紙で形遊び」のお手本を見ながら、同じように形を並べます。難しければ、大人が実物のお手本をつくって、まねをさせてみましょう。

注意深く形を観察! 点つなぎで遊ぼう(4~5歳におすすめ)

点を線で結んで、見本と同じ形を描きましょう。一見簡単そうですが、構成を把握する力、記憶力、運筆力などが必要とされ、幼児にとっては難しいパズルです。なかなかできない場合には、前のレベルに戻り、下に出てくる「点つなぎの例題」を参考に、大人が問題を出してあげてくださいね。すぐにできなくても、慣れてくるとできるようになりますので、正解かどうかはあまり気にせずにクイズ感覚で遊んでみてください。

レベル 1
タテヨコの線のみの問題

<見本>

レベル 2
斜めに線をつなぐ問題

<見本>

レベル 3
1つ飛ばしで斜めに線をつなぐ問題

<見本>

「折り紙で形遊び」のお手本

ちょうちょとおうち

ロケット

ヨット

きんぎょ

点つなぎの例題

下の例題を参考に、大人が見本を描き入れてあげましょう。
※たくさん問題を解きたい場合は、コピーするか、別の紙に点を写すなどして、使用してください

<見本>

☆月刊誌『灯台』2023年4月号「子育てプラザ」より転載