寒い日にぽかぽか!体が温まる遊び

寒さが厳しい季節。体をたくさん動かして、ぽかぽか温めましょう。家族で一緒に楽しめる、遊びのアイデアを紹介します!

めいっぱい体を動かして、心身共にぽかぽかに!

 寒さが厳しくなる季節。親子共々、室内で縮こまって過ごすことが増えがちですが、そんな時こそ、意識的に、体をたくさん動かすことが大切です。元気よく手足を動かす遊びは、子どもの筋力アップなどの体力づくりにもつながります。また、体を動かして血行がよくなると、ウイルスに対抗する免疫細胞が体のすみずみにまで運ばれ、風邪などの感染症に対する抵抗力を高めてくれるかもしれません。
 体を使った遊びは、ママやパパにとっても、運動不足を解消するよい機会に。子ども相手だからと手加減はせずに、汗ばむくらい一生懸命に遊ぶと、ひと味違った爽快感が得られますよ!普段は子どもの遊びをそばで見守ることが多いママやパパも、一緒に全力で遊んでみてください。
 屋外はもちろん、家のなかでもできる、体を動かす遊びはたくさんあります。家族みんなで体を動かして、心身共にぽかぽかに! 寒い冬を乗り切っていきましょう。

元気いっぱい走ろう! おにごっこ遊びにひと工夫

子どもが大好きなおにごっこ。ルールを少しだけ工夫すると、もっと楽しくなりますよ!

<星おに>
星の形をつくる線の上で行うおにごっこ。
限られた場所でも楽しく遊ぶことができます。

① 地面に右の絵のような、ひと筆書きの星の形を描く。
② おにを1人決め、線の上に立つ。逃げる人も、線の上の好きな場所に立つ。
③ おにが5秒数え終わったらスタート。動ける場所は線の上だけですが、近くの線に飛び移ってもOK。おにに捕まったら、その人が次のおにになる。

<探しものおに>
おにが出したお題を、逃げながら探すおにごっこ。なかなか見つからないような難しいお題を出すと盛り上がります!

① おにを1人決め、逃げる人は、おにの周りに集まってスタート。
② おにが「緑の葉っぱ!」「四角い形」などと好きなお題を発表して、逃げる人はお題を探しに行く。
③ おにはその場で10秒数えてから、逃げる人を追いかける。お題を見つけてそれにタッチする前に、おにに捕まったら、その人が次のおにになる。

<動物変身影ふみ>
昔ながらの影ふみをアレンジ! 動物のまねっこポーズで、みんなを笑わせてしまいましょう♪

① おにを1人決める。おにはその場で5秒数えてから逃げる人を追いかけて、影をふむ。
② 影をふまれた人は、「うさぎになーれ!」などのおにの指示で、動物のまねをしたポーズの影をつくり、その場で動けなくなる。ただし、動けなくなった人の影を、逃げている別の人がふむと再び動くことができる。
③ 制限時間内に、おにが逃げている人全員の影をふんだら、おにの勝ち。おにに影をふまれずに残っている人がいれば、その人の勝ち。

室内でもできる2人で楽しむ体が温まる遊び

外に出かけなくても、元気に遊べば体はぽかぽか! 家のなかでも楽しめるアイデアを紹介します。

<ジャンプでグーパー>
開いたり閉じたりする大人の脚を、ジャンプでよけて遊びます。

① 大人は脚を伸ばして床に座ります。子どもは大人の脚をまたいで、向かい合わせに立ちます。
② 互いに両手をつなぎ、右の絵のように「グー」「パー」のかけ声とともに、開いたり閉じたりする大人の脚を子どもがジャンプでよけます。タイミングを合わせることに慣れてきたら、スピードを速めたり、「グー、グー、パー、パー」などとリズムを変えたりしてみましょう。

※子どもの動きに合わせて、「グー」「パー」のかけ声をかけてあげましょう!

<メリーゴーラウンド>
大人の周りをぐるぐる回るメリーゴーラウンド。上手に回ることができるかな?

① 大人は真っすぐ立って、片方の手で子どもの片手を握ります。
② 子どもは、自分の足を大人の足に添えて、斜めにぶら下がり、足ぶみをするように少しずつ足を動かして、大人の周りを回ります。
③ 大人は、自分の周りを子どもが回ることができるように腕を動かし、途中で左右の手を替えながら支えます。

<どこでもタッチ>
体のいろいろな部分を使って、タッチしてみましょう!

「頭と頭をタッチ」「お尻とおなかをタッチ」「脚の下で手をタッチ」「1回転してから、ひじとひじをタッチ」など、相手とどのようにタッチするかを順番にテンポよく言い合って、タイミングを合わせてタッチして遊びます。

みんなでワイワイ盛り上がろう!

人数が多いほど盛り上がる? おじいちゃんやおばあちゃん、お友だちも一緒に遊んでみてくださいね。

<お尻歩きでドンジャンケン>
お尻歩きで進むので、室内でも安全に楽しめます。進むスピードはゆっくりですが、実際はかなりの運動量。

① 2チームに分かれ、互いに少し離れた場所で向き合います。
② 両チーム1人ずつ、同時にお尻歩きで前に進み、ぶつかったら「ドーン」のかけ声で両手のひらを合わせてから、ジャンケンします。
③ 負けた人は自分のスタート地点へ戻り、次の人がお尻歩きでスタートします。勝った人はそのままどんどん進み、次の相手とぶつかったら、同じようにジャンケンをします。
④ これを繰り返し、相手チームのスタート地点まで先に進めたチームが勝ちです。

★お尻歩きの仕方
ひざを立て、手のひらと足の裏を床につけたまま、すりすりと前に進みましょう。

☆月刊誌『灯台』2023年2月号「子育てプラザ」より転載