子どもたちが楽しみにしている運動会。おうちでも、運動会気分を楽しめるさまざまな競技のアイデアを紹介します。家族で元気いっぱいに盛り上がりましょう♪
家族でワイワイ！「おうち運動会」を楽しもう♪
保育園や幼稚園で行われる運動会は、子どもたちが楽しみにしている一大イベント。以前は、秋に開催されることが多い印象でしたが、最近では、５月や６月に開催するところも増えています。運動会はママやパパにとっても、子どもの成長を実感できる貴重な機会の一つ。しかし近年は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、中止や規模の縮小などを余儀なくされることもありました。
そこで今回は、運動会の気分を家でも楽しめるさまざまな競技のアイデアを紹介します。競技というと、徒競走や綱引きなど、広い場所が必要なイメージがあるかもしれませんが、ここで紹介するものは、家のなかの限られたスペースでも楽しめるよう、ひと工夫しています。本物の運動会のように万国旗を描いて飾ったり、手づくりのプログラムや優勝メダルを用意して、気分を盛り上げても楽しそうですね。
おじいちゃんやおばあちゃんを交えて、チーム戦にしてもすてきな思い出になりそう。今度のお休みは、家族みんなでオリジナルの運動会を楽しんでみてはいかがでしょうか？
運動会ごっこで遊ぼう
限られたスペースでも楽しめる、おうち運動会の競技を紹介します。
大人と子どもで力の差が大きすぎる場合には、ルールを調整して遊んでくださいね。
おしり歩きレース
脚を前に伸ばして座り、右側のおしりと左側のおしりに交互に体重をのせながら動かして前に進みます。誰が一番早くゴールまでたどり着けるか競争しましょう。
新聞紙綱引き
椅子を並べて向かい合って座り、間に新聞紙１枚を広げて置きます。脚の力で新聞紙を引っ張り合い、新聞紙が破れた時に多く残ったほうが勝ち。
色の借りもの競争
さまざまな色の名前を書いた紙を１０枚程度用意し、裏返してテーブルに広げて置きます。スタートの合図で、それぞれ好きな紙をピックアップ。紙に書かれた色のものを探して、誰が一番早く戻ってこられるかを競います。
紙を数枚引いて、書かれている色がすべて使われているものを見つけてくるようにすると、探すのに時間がかかってさらに盛り上がりますよ。
パン食い競争
絵のように、ひもの先端に洗濯ばさみを取りつけて突っ張り棒につるします。洗濯ばさみで、袋入りのパンやお菓子をはさんで、突っ張り棒を廊下などのスペースに設置したら準備完了。スタートの合図で、口だけでパンやお菓子を取ってみましょう。制限時間内により多くのパンやお菓子を取れた人が勝ちです。
団体競技で、チームワークを発揮！
運動会につきものの団体競技。
おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に楽しんでくださいね！
新聞紙玉入れ
新聞紙１枚を４分の１程度の大きさに切ってから、勝負スタート。新聞紙を丸めて玉をつくりながら、チームごとに離れた場所に置いたかごなどに投げ入れ、制限時間内に入った数を競います。
手を使わないボール運び
２人１組になって、スタートからゴールまでボールを運ぶ速さを競います。ただし、手を使うのはＮＧ。どうやったら上手に運べるか、考えてみてくださいね。
バランス組み体操
大人と子どもでバランスを取りながら、組み体操にチャレンジ！ オリジナルの技を考えても楽しそうですね。
◆ひざサボテン
大人は正座をして座り、太ももの上に子どもを立たせます。子どもは体を前に反り出しながら、バランスを取ります。慣れてきたら大人はつま先を立てて、太ももに傾斜をつけてみましょう。
◆ダブルバランス
２人で向き合い両手をつないだら、足の裏を合わせて脚を持ち上げ、その姿勢でバランスを取りながら止まります。本来はＷの字を描きますが、脚の長さが違うので、大人のひざは曲がってしまってもＯＫ。
◆２段ベッド
①大人は仰向けに寝転がり、子どもは大人をまたぐように立ち、大人の左右のひざにそれぞれ手をつきます。
②大人が子どものすねか足首のあたりを持ち、「せーの」のかけ声で両脚を持ち上げてバランスを取ります。
※最後は、子どもの脚を開くようにしながら、ゆっくりと床に下ろしましょう
グッズを手づくりしよう
プログラムや優勝メダルを用意したり、飾りつけをすれば、運動会気分がさらに盛り上がりますよ。
子どもと一緒に準備をしてみましょう♪
万国旗の壁飾り
画用紙をハガキくらいの大きさに切り、さまざまな国旗を描いたら、ひもに貼りつけて壁に飾ります。インターネットで〝国旗一覧〟などと検索すると、お手本となる画像を見つけられますよ。
優勝メダル
材料：画用紙、１．５ｃｍ幅の紙テープ（約６０ｃｍ）、首にかけるリボン、コンパス、はさみ、両面テープ、フェルトペンなど
＜つくり方＞
①画用紙を直径６ｃｍの円形に２つ（円Ａ、円Ｂ）切り取り、円Ａの内側に直径５ｃｍの円を描きます。円Ａと円Ｂの片面全体に両面テープを貼りつけます。
②円Ａの周りに、紙テープをヒダを寄せるように折って貼りつけていきます。内側に描いた円に沿わせながら貼ると、形がまとまりやすくなります。
③円Ａと円Ｂを、首にかけるリボンをはさんで貼り合わせます。表側に文字などを描きましょう。
☆月刊誌『灯台』２０２２年４月号「子育てプラザ」より転載