いつでも手軽に楽しめる!ハンカチ遊び

軽くて、かさばらないハンカチは、とても優秀な遊び道具!ちょっとしたスキマ時間に親子のふれあいが楽しめます。

短い時間でさっと遊べて、外出時にも大活躍!

 外出先などでの待ち時間は、子どもたちにとって退屈なもの。おとなしくさせようと、ついついお菓子や携帯ゲームなどを与えて、気を紛らわせたりしていませんか? そんな時には、ハンカチが大活躍! 1枚持っているだけで、移動時間や病院の待ち時間などに楽しめます。
 1枚の布から、食べ物や動物など、さまざまなものをつくり出せるハンカチ遊びは、子どもたちの想像力や工夫する力をかきたてます。まずは、あまり難しく考えずに、ハンカチを触りながら、手を動かしてみてください。子どもと一緒につくったり、崩したりしているうちに、思いがけない新しい発想が生まれるかもしれません。
 ハンカチを押さえる、折る、結ぶ、丸めるなどの動作は、子どもたちの手指の発達のためにも有効です。遊び終わったら、きれいにシワを伸ばしてたたみ、ポケットにしまうことも教えてあげましょう。遊びを通じ、ハンカチを持ち歩く習慣やハンカチで手を拭く習慣も身につけられるとよいですね。
 いくつかの遊びを覚えておけば、ちょっとしたスキマ時間が、親子の素敵なふれあいタイムになりますよ。

昔ながらのハンカチ遊び

 ハンカチ遊びは、古くから子どもたちに親しまれている遊びの一つ。昔から伝わる遊びで、ハンカチに親しんでみましょう。
*ハンカチは、薄い生地のタイプが遊びやすいです

●もぐもぐバナナ

子どもたちにも身近なバナナ。イメージを広げて遊びましょう!

①4つの角を中心に折る。

②中心を、その下のハンカチと共に、片方の手でつまみ上げる。

③もう片方の手を使って、下の端を持つ。

④4つの角を開く。

●うさぎの指人形

お話をつくって遊びましょう。紙や丸シールで、目や口をつくってもよいでしょう。

①上の2つの角をつまんで合わせる。

②中心よりやや上の位置にゆるめの結び目をつくる。

③形を整える。

④結び目に、人差し指を入れて遊ぶ。

●キャンディーでポンッ!

ほどくのも楽しいハンカチキャンディー。なかに、本物のキャンディーを入れておくと……。

①半分に折る。

②矢印の方向に、中心より少しずらして折って重ねる。

③下から2~3回、クルクルと折り上げる。

④裏返す。

⑤矢印の方向に折って重ねる。

⑥上部を下の重なっている部分に、前側から差し込む。

⑦⑥の上部にある穴から、内と外を入れ替えるように、折り返していく。

⑧左右から出てきたハンカチの端を引っ張り出して、形を整える。

※⑧で左右から出てきたハンカチの端を強く引っ張るとほどけます。また、⑥で本物のキャンディーや小物を包みながら巻くと、ほどいた時に、なかから包んだものが飛び出します

●リボン→ネコの耳

子どもが喜ぶリボンとネコの耳。かわいい柄のハンカチでつくってみましょう。

①両端を中心に折る。

②裏返す。

③上下を中心に折る。

④★と★、☆と☆を合わせて、左右にそっと引っ張る。

⑤④を裏返し、頭にのせておしゃれなリボンに。さらに引っ張るとネコの耳にも。

もっと楽しい!ハンカチ遊び

工夫次第で、ハンカチはさまざまな楽しみ方ができます。クイズやごっこ遊びも人気!

●この指何本?

ハンカチを使ったクイズゲーム。難しいようなら、手で触って確かめてもらってもよいでしょう。

ハンカチで隠しながら指を立て、立てた指の数を子どもに当ててもらいましょう。

●おさいふ

お店屋さんごっこにぴったりのおさいふ。紙でつくったおもちゃのお金を入れて遊びましょう。

①中心まで、下から上に2回折り上げる。

②裏返す。

③矢印の方向に折って重ねる。

④上部を下の重なっている部分に前側から差し込む。

⑤上のポケットに、おもちゃのお金を入れて遊びましょう。

使った後は、ポケットに

ハンカチで遊び終わったら、よくシワを伸ばして、ポケットにしまうように習慣づけましょう。手でアイロンをかけるようにしながらシワを伸ばすと、きれいに折りたためることを教えてあげましょう。

☆月刊誌『灯台』2019年2月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載