暑さの厳しいこの季節、炎天下での外遊びはちょっと心配。家の中でも、体を動かして楽しめる、おうちアスレチックで親子一緒に盛り上がりましょう!
身近なものをコースに見たてて、たっぷり体を動かそう!
夏の外遊びで気がかりな熱中症。気温が28度を超えるとそのリスクがより一層高まると言われています。特に、屋外で子どもたちが過ごす地面の近くは、アスファルトなどの反射熱で、私たち大人が感じている気温よりも数度ほど高くなっていることがあるので注意しましょう。また、遊びに夢中になっている子どもは、多少体調が悪くても、気にせず遊んでしまうことも多いもの。暑いと感じるときには無理をしないで、早めに室内での遊びに切り替えるようにしましょう。
今回は、家の中でも体を動かして楽しめる「おうちアスレチック」を紹介します。身近なものを使いながら、歩いたり、ジャンプしたりと、いろいろな動きができるように工夫をしてみてください。人数が多いとさらに盛り上がるので、お友だちを呼んで遊ぶのも楽しそうですね! 親子で触れ合いながら、たっぷりと体を動かしましょう。
アスレチックコースを作ろう!
踏み台やロープなどを利用して、アスレチックコースに見立てます。年齢に応じて、頭にお手玉を乗せたりすると、難易度がアップして盛り上がります。
※ぶつかったり踏みつけたりすると危ないものは、あらかじめ片づけておきましょう。
①飛び石
防音用のコルクマットなど、すべりにくい素材のマットを床にランダムに置いて、その上を渡ります。徐々にマットの枚数を減らしてみましょう。
②くねくね歩き
ロープなどで作った曲線の上を、なるべくはずれないように歩きます。慣れたら、後ろ歩きでも挑戦!
③おしり歩き
おしりとかかとを動かして、なるべく早く移動します。
④タンバリン・ジャンプ
踏み台や椅子の上からの大ジャンプ! 大人が持っているタンバリンをたたいてから着地。タンバリンがない場合、紙皿などで代用してもいいでしょう。
アスレチック遊びのアイデアあれこれ
※ケガなどには十分注意しましょう。
◆新聞にダイブ!
子どもの手より少し小さめのバツ印の切り込みを入れた新聞の両端を大人2人で持ちます。子どもは新聞紙めがけて走り、切り込みにグーにした手をパンチするようにして飛び込みます。着地する位置には、布団などを敷いておきましょう。
◆シーツのトンネル
大人2人でシーツの端を持って広げ、ふわりふわりと上下させます。子どもは、その下に潜って、手を伸ばしたり、ジャンプしたり、届きそうで届かない感じを楽しみましょう。子どもをすっぽりくるんで、外からコチョコチョくすぐるのも盛り上がります。
◆木登りごっこ
大人は足を肩幅に開き、腕を横に伸ばして立ち、子どもは大人にしがみつきながら、大人の体のまわりを一周します。体をよじりながら、子どもがうまく移動できるように、手助けをしてあげましょう。移動中、ひじや肩にタッチなどルールを追加しても楽しめます。
◆大人を運べるかな?
ごみ収集用のビニール袋を2つ折りにして、ひも(またはタオルなど)を持った大人に座ってもらいます。子どもはひもの反対側をゆっくりひっぱりながら進みます。相手を転ばせないように、お互いにバランスを取りながら進むのがポイント。自分より重い大人を運ぶのには、腰を落としたり、足を踏ん張ったりなどのコツがいるので、お手本を見せてあげましょう。
☆月刊誌『灯台』2017年8月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載