観察力や注意力が養える!絵探しに挑戦!

子どもたちに大人気の絵探し遊び。中には大人にとっても難しいものもあり、つい夢中になってやってしまったなんて経験のあるパパやママもいるのでは?子どもと一緒に躍起になって探すのも絵探し遊びの醍醐味ですね。

宝探しのような感覚を楽しみながら、さまざまな力も磨かれる

 絵探しには、2枚の絵を見比べて一方から〝違う部分〟を見つける〝間違い探し〟や、1枚の絵の中から「帽子をかぶった女の子」など、お題となる〝ターゲット〟を見つけるものなど、さまざまなタイプがあります。
 今回は、この〝ターゲットを見つける絵探し〟を紹介します。このタイプは、もともと設定されているお題に答えたあとも、親が絵の中から自由に新たなお題を設定できるので、繰り返し遊ぶことができるのも魅力です。ターゲットを探すという性質から、〝間違い探し〟よりも、宝を見つけ出すときのようなワクワク感が強いといえるかもしれませんね。
 絵探しでは、集中して注意深く絵を見つめ、探すことから、観察力や注意力が養われるといわれています。ぜひ、さまざまな力に磨きをかけながら、親子で挑戦してみてください。

1枚の絵からターゲットを探す「絵探し」を子どもとするときのポイント

①はじめは何も言わず、子どもの力だけで探させてみましょう。
②苦戦しているときは、「この辺りを探してみようか」と、答えのある部位周辺のみに、探す範囲を絞ってみます。
③それでも難しそうなら、さらに範囲を狭めてみましょう。「○○の辺りをよく見て」などとヒントを出してもよいでしょう。
④かなり狭まっても、親が答えそのものを指し示すことは避け、できるだけ子どもに見つけさせ、達成感を与えるようにしましょう。「見つけた!」という喜びが、「またやりたい」という意欲につながります。

絵探し遊び こんな方法も

1枚の絵から、一定のターゲットを見つけるという意味では、家庭にある絵本や雑誌なども使えます。絵本や雑誌にも、情報量が少ないものから多いものまでさまざまあるので、子どもの年齢や得手不得手に合わせて調整してみてください。その中から何か1つを選び、「○○はどこにある?」とお題を出せば、絵探し遊びが楽しめます。質問する役は、親子で交互にやってもよいでしょう。

絵探し遊びに挑戦!!

下の絵の中から、次のものを探してみましょう。

・リボンがついた帽子をかぶった女の子
・風船を売っている人
・アイスクリーム屋さん
・ベンチ
・星の絵が描いてある観覧車

※答えはこの下にあります。

☆月刊誌『灯台』2017年5月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載