身の回りのものを使って簡単に作ることができる楽器や、親子で一緒に楽器を使って楽しく遊ぶポイントを紹介します。
音感やリズム感を育み音楽への興味もアップ!
音を耳で聞き、心で感じ、それを自由に体や楽器で表現する音楽遊び。思いのままに音やリズムを全身で楽しみながら、音に対する感性やリズム感を養います。幼い子どもも大好きな遊びで、幼児教育の場でもよく取り入れられています。
手をたたく、足で床を踏んで音を鳴らすなど、自分の体はもちろん、身の回りにある音の出るものは何でも、子どもにとって魅力的な楽器になります。下記では身近なもので簡単に作れる楽器のアイデアを紹介しています。ぜひ親子でいろいろな楽器作りにチャレンジしてみてください。
楽しみ方いろいろ♪ 楽器で遊ぼう!
♪合図でゴー&ストップ!
親が手をパーにしたら楽器を鳴らしてOKの合図、グーにしたら鳴らすのを止める合図。子どもは鳴らしたくてウズウズするはず!
♪リズムまねっこ遊び
親が一定のリズムで手拍子をします(パン・パン・パパンなど)。子どもはその手拍子のリズムに合わせて楽器を鳴らします。
♪な~んの音だ?
楽器を複数用意して、子どもに見えないように1つずつ鳴らします。どの楽器の音かを当てさせて遊びましょう。
♪曲に合わせてダンス!
子どもの好きな音楽をかけて、自由に楽器を鳴らします。リズムにのって、体を思いっきり動かしましょう。
簡単、親子でチャレンジ♪ オリジナル楽器を作ろう!
家の中で音の出るものを探してみましょう。少しの工夫でおもしろい楽器に早変わり!
◆牛乳パックでシャンシャン鈴
〈用意するもの〉
・牛乳パック・はさみ・ペットボトルの蓋(複数個用意)
・キリ、千枚通しなど・ひも
・ビニールテープ
〈作り方〉
①牛乳パックを図のようにはさみで切ってベルトを作り、子どもの手・足首の太さに合うよう長さをカットする。
②ペットボトルの蓋の中央部にキリや千枚通しで穴を空ける。①のベルトにも均等に穴を空ける。
③ペットボトルの蓋にひもを通し、ベルトの穴にくくり付ける。
④ベルトを子どもの手・足首に巻き付け、ビニールテープでとめる。
★手を振ったり、飛び跳ねたり、体を大きく動かして音を出して遊びましょう。
◆ペットボトルでぽんぽこ太鼓
〈用意するもの〉
・ペットボトル(2L・蓋付き)・カッター・布テープ
・油性マジック・割り箸1本
・ビニールテープ
〈作り方〉
①ペットボトルを上から10cmくらいのところで切り落とす。
②切り口を覆うように布テープを隙間なく貼り、中心に油性マジックで×印をつける。
③割り箸の先端にビニールテープをぐるぐると巻く。
★割り箸のバチで太鼓の×印をたたいて遊びましょう。ペットボトルの中にビーズや小石などを入れても、また違った音が楽しめます。
☆月刊誌『灯台』2015年10月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載