楽しみ方いろいろ♪ シャボン玉で遊ぼう!

考えたり、工夫したり……。シャボン玉遊びは、子どもの旺盛な知的好奇心を刺激する遊びです。シャボン玉液の誤飲に注意しながら、楽しく遊びましょう!

試行錯誤を繰り返しながら
探究心や創造力を養おう!

 今回紹介するのは、幼い子どもから大人まで、みんなで楽しめるシャボン玉遊び。一見単純な遊びのように思えますが、このシャボン玉遊びを通して、子どもたちはさまざまなことを学びます。どうやったら割れずに作れるか、長く飛ばせるか、息を吹く強さを変えてみたり、道具を工夫してみたり、試行錯誤を繰り返しながら、遊びの中で自然と探究心や創造力が育まれるのです。
 よく晴れた風のない日に、公園など広い場所で遊びましょう。空にフワフワと舞い上がり、太陽の光で虹色に輝くシャボン玉を見ていたら、気持ちも弾むはず。さあ、親子で一緒に遊びましょう!

割れにくいシャボン玉液を作ろう!

【材料】
・ぬるま湯…250ml
・合成洗濯のり…200ml
 (成分表にPVA表示があるもの)
・食器洗い用洗剤…30ml
 (界面活性剤35%以上のもの)
・砂糖(またはガムシロップ)…大さじ1

【作り方】
① ぬるま湯に砂糖を入れてよく溶かす
② ①に洗濯のりと食器洗い用洗剤を入れてよく混ぜる
※泡立たないようにゆっくり混ぜましょう。

遊ぶときの注意事項

●周囲に干した洗濯物や車などがないか、公園では食事をしている人がいないかをチェック。周りの人の迷惑にならないよう気を付けましょう。
●液をこぼさないように注意。こぼした場合は水などできれいに洗い流しましょう。
●液を絶対に誤飲しないよう気を付けましょう。まだ幼い子どもの場合は、息で膨らますタイプのシャボン玉遊びは避けましょう。
●万が一シャボン玉液が目に入ったときは、大量の水で洗い流しましょう。

シャボン玉遊びのアイデア

◆身近なものが道具に変身!

小さな穴がたくさんあいたものを家の中で探しましょう。液をつけて風に当てたら、小さなシャボン玉がい~っぱい!
例えば……
・焼き網
・穴あきお玉
・フライ返し
・うちわ(骨組みだけになったもの)

◆親子で一緒に道具を作ろう♪

 簡単! 〈ストローと紙コップで〉
紙コップの底に穴をあけてストローを通し、隙間を埋めるようにテープで固定したら完成! 紙コップのふちをシャボン液につけて息を吹き込みます。幼い子どもでも誤飲しにくく、大きめのシャボン玉ができます。

 長~い! 〈針金ハンガーと布で〉
ハンガーを広げて輪を作り、液を付ける部分に布(液がしみ込む素材)を巻き付けます。液がしみ込んで残りやすく、長~く伸びるシャボン玉に!

大きい! 〈割り箸とひもで〉
割り箸(2本)の端に細いひもを結んで固定し、ひもで輪を作ります。割り箸を2人で持ち、ひもを液に浸したら、膜が破れないようにゆっくりと広げ、そっと風に当てましょう。

☆月刊誌『灯台』2015年3月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載