ルールを守って楽しく上達!子どもの自転車デビュー

そろそろ自転車の練習を始めてみようかな?と考え中のパパとママに自転車選びや練習のポイントを紹介。親子で一緒に練習を楽しみながら上達を目指しましょう。

乗り始める時期は人それぞれ。
成長に合わせてスタートを!

 子どもも3歳を過ぎると、体の成長とともに外でも活動的に遊ぶようになりますね。いろいろな遊びを覚え、自転車に興味をもち始める子どももいるでしょう。興味を示したときが始めどき。子どもの〝やってみたい!〟という気持ちを大切に、成長に合わせて自転車の練習をスタートしてみましょう。
 初めての自転車選びで重要なポイントは、「サイズ」です。長く乗れるようにと少し大きめのサイズを選びがちですが、体の大きさに合っていないと転倒してケガをしたり、こぎにくかったりして、上達を妨げてしまうこともあるので、今の体にぴったりのサイズを選ぶことが大切です。一般的には両足のつま先が地面に着くくらいが適当とされていますが、慣れるまでは両足がベッタリと地面に着くほうが安全です。また同じサイズでもメーカーによって重さや大きさ、ハンドルの位置など調整できる部分や範囲が異なるので、実際に子どもに試乗させてから選びましょう。

〈自転車に乗るときのポイント〉

●安全ルール
人の多い場所では乗らない、道路に飛び出さないなど、安全ルールもしっかり教えましょう。

●場所
大きな公園など、障害物がなく見通しのよい場所で練習を。

●ヘルメット
ヘルメットは必ず着用。安全規格シール(SG規格など)が貼られた自転車用のものを選び、頭にぴったりフィットしているかチェック。

●ひじ当て・ひざ当て
ひざ当てやひじ当てなども着けておくと安心。

●サドル位置
練習スタート時は両足の裏が地面に着くようにサドルの位置を調整。

●自転車
BAAマークが貼付された自転車(自転車協会制定の安全・環境基準適合車)など、安全基準をクリアした自転車を選びましょう。

親子で一緒に楽しく上達!
初めての自転車 練習方法あれこれ

上達のスピードは人それぞれ、焦りは禁物です。
練習は「楽しく」が基本! 上手にできたらたくさん
ほめてあげて、子どもの自信とやる気を引き出しましょう。

●基本動作「こぐ」「止まる」

補助輪付き自転車、または自転車のスタンドを立てた状態で「ペダルをこぐ」「ブレーキをかける」の動作を繰り返します。自転車を操作する感覚がつかめ、ペダルをこぐ力やブレーキを握る力が身につきます。

●バランス感覚をつかむ

自転車にまたがった状態で地面に足を着けて歩き、慣れてきたら両足で地面を蹴って進みます。ペダルが邪魔な場合は一時的に外してもよいでしょう。足が浮いている状態が長くなってきたら、バランス感覚がつかめたサインです。

●自分でこいで進む練習

基本動作を身につけ、バランスが保てるようになったら自走する練習を。大人が前から引っ張る、後ろを支える、緩やかな傾斜を利用するなど練習方法はさまざま。いろいろな方法を試しながら子どもに合った練習方法を探りましょう。

●ごほうび印でやる気アップ!

上手にできたら、ヘルメットや自転車に子どもが好きなモチーフなどのシールを貼ってもいいでしょう。シールの数はがんばった証拠。子どもの自信とやる気も高まるはずです。

☆月刊誌『灯台』2014年5月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載