楽しいはずの家族旅行が、長い移動で子どもの機嫌は悪くなり大人はイライラ、気分も台無しに……。そんなことにならないよう、公共交通機関や自動車など、移動中の車内で親子一緒に楽しめるアイデアを紹介します!
退屈しがちな移動中も親子で触れ合えば楽しい思い出に!
連休が取れると家族で遠出をする機会が増えますね。そんなとき、大人なら車窓から見える風景を眺めたり会話したりすれば道中も旅行のうちと楽しめます。しかし子どもはそうはいきません。飽きてくると騒いだりぐずったり……。小さな子どもを連れての長時間の移動はなかなか大変です。特に公共交通機関を使う場合は、周囲への配慮も必要で何かと気を使うものです。
退屈しのぎにと、ついゲームをさせたり動画を見せたり、スマートフォンなどの機器に子守りをさせてしまいがちですが、移動時間も子どもにとっては大切な旅行の思い出になります。親子でしっかり触れ合って、子どもと一緒に楽しい時間を過ごしたいものですね。
【親子で一緒に楽しもう!移動中の遊び方アイデア】
長時間子どもがじっとしていなければならないときに役立つ遊びを、いくつか紹介します。
◆手作りマグネットボード
100円ショップなどで、マグネットシートを2~3色と、ホワイトボードを用意。いろいろな形に切り取ったマグネットシートを、ホワイトボードに貼って遊びます。
・ホワイトボード用のフェルトペンを用意してもOK
◆運転手さんごっこ
厚手の紙を丸く切り抜きハンドルを作ります。車やバスの進む方向に合わせてハンドルを回すなど、運転手さんになりきって遊びます。
・「運転手さ~ん」と呼びかけたり、赤信号では「次、止まりま~す」と言ったりすると盛り上がる
◆昔懐かし手遊び
道具いらずで盛り上がれるのが「指相撲」や「重ね手叩き」。シンプルですが、子どもは大好きな遊びです。
※重ね手叩き…手を順々に重ね、一番下の人がサッと手を引き抜いて上から叩く遊び。ほかの人は叩かれないように手を引っ込めます
◆ジェスチャー当てゲーム
紙に子どもが知っているものの絵を描いて小さくたたみ、箱に入れます。箱から1枚ずつ紙を引き、描かれたものをジェスチャーで表現して当て合います。
・小さな子どもには親が何度かやって見せ、鳴き声や音などのヒントを加えてもよい
※公共交通機関利用中に手遊びやジェスチャー遊びをする際は、動きや声の大きさを抑えめにし、周囲に迷惑をかけないよう注意しましょう。
☆月刊誌『灯台』2014年4月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載