子どもに家のお手伝いをさせていますか?お手伝いは心の成長にも影響を与えます。まだ小さいから無理……などと思わず、できることから始めましょう!
手伝う意欲が高い幼少期から
習慣化させるのがポイント
お手伝いは、幼い頃からやっておけば子ども自身が大きくなったときに役立ちますし、それ以上に、役割を与えられたという責任感や、お手伝いをやり遂げて感謝されることで自信をもつことができるなど、子どもの心の成長にも大きな影響を与えます。また、自ら気がつき率先して動くようになるなど、行動力の育成にも役立つことでしょう。
幼少期は少しずつ自分でできることが増え、何でも自分でやりたがる時期。頼まれてティッシュペーパーを1枚取ってきたときでも、その顔は自信に満ちあふれています。誰かの役に立ったり認められたりすることに喜びを感じているのです。まだ幼い時期に、いかにお手伝いを習慣化させるかがポイントになるでしょう。
子どもの成長に合わせて、できることから始めます。まずは子どもが見慣れている親の家事から始めると親しみやすくてよいでしょう。最初は失敗するかもしれませんが、大切なのはその過程です。失敗しながら学び、ときには親がお手本を見せて練習させることで徐々に上達していくのです。
子どもは見られていることでやる気を出します。一生懸命に取り組む姿を親がそばで見守り、上手にできたらいっぱいほめてあげましょう。次のやる気につながります。
気分はもう一人前? お手伝い遊び
日頃、親がやっている家事を、子どもがイメージしやすい仕事になぞらえてみましょう。「お花屋さ~ん、お花にお水をあげてくださ~い」などと呼びかければ、子どもにも理解しやすくなり、やる気を出してくれること間違いなしです!
ウエイターさん・ウエイトレスさん
・テーブルを拭く
・料理を食卓に運ぶ
・コップに飲み物を注ぐ
・食後に食器を下げる
クリーニング屋さん
・洗濯物をきれいにたたむ
お花屋さん
・花や観葉植物の水やり
靴磨き屋さん
・革靴を拭く・磨く
やる気アップのコツ
お手伝いをしてもらったら、手作りのコインをごほうびとして渡したり、手紙でお礼の気持ちを伝えたり、ありがとうポイントカードを作ってスタンプを押したりするなど、子どもがより楽しく取り組めるような工夫をしましょう。
☆月刊誌『灯台』2014年3月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載