規則正しい生活習慣は健やかな毎日の基本となります。1月は新しい1年が始まるスタートのとき。親子で一緒に生活習慣を見直してみませんか?
幼児期の生活習慣は児童期の心身や学力にも影響を及ぼします
子どもの健やかな成長のためには、食事、睡眠、運動など毎日の規則正しい生活習慣が大切です。幼いうちから基本的な生活習慣が乱れていると、児童期になってからの学習意欲や体力、気力の低下にもつながり、情緒不安定やイライラが募るなど心理的な部分にも悪い影響を及ぼします。未就学の幼少期や冬休み、夏休みなど、親子で一緒に過ごす時間の長いときこそ、家庭内で生活習慣を見直すチャンスです。親が手本となり、一緒に正しい生活習慣をつくっていきましょう。
正しい生活習慣の基本は、朝早く起きる、朝ごはんをしっかり食べるなど、〝朝〟を生かした生活リズムです。早起きから始まる一日は、充実した日中、早い就寝にもつながり、自然と生活リズムも整ってきます。
親の帰りが夜遅い家庭では子どもも遅寝になりがちですが、家族みんなで早起きをして、一緒に朝ごはんを食べる、会話をする、遊ぶなど、朝に家族で触れ合う時間をつくるとよいでしょう。
朝の時間を大切に心も身体も充実した1日を!
親子で一緒に! 正しい生活習慣づくり
●1日3食しっかり食べましょう
1日のエネルギー源となる〝朝ごはん〟を抜くのは厳禁! しっかりとることが大切です。できるだけ家族で時間を合わせて一緒に食べましょう。
●早寝早起きのサイクルをつくりましょう
正しい生活リズムの基礎となります。夜は部屋を暗くして遅くとも21時には就寝を。朝起きたら日の光をたっぷり浴びて、体内時計をリセットしましょう。
●親子でたくさん会話をしましょう
親子の信頼関係に毎日の会話は欠かせません。食事の時間を活用するのも手。毎日家族で食卓を囲んで楽しく会話することを習慣にしましょう。「おはよう」「おやすみ」などの挨拶も大切に。
●十分な睡眠時間をとりましょう
骨や筋肉など子どもの健やかな成長を促す〝成長ホルモン〟は、夜10時~朝4時の間に多く分泌され、夜中の2時にピークを迎えます。夜しっかり寝る習慣を。
●運動や学習の時間をつくりましょう
運動や学習の習慣にも、幼少期の過ごし方が影響します。休日には家族一緒に体を動かしましょう。また勉強や読書、絵本の読み聞かせなど、学習の時間を毎日の予定に組み込むことも大切です。
★家庭のルールをつくりましょう
正しい生活習慣を身につけるために、親子で相談して家庭のルールをつくるのもおすすめ。起床、食事、入浴、テレビなどの時間を決めたら紙に書いて貼り出し、ちゃんとできているかを親子で確認し合いましょう。
☆月刊誌『灯台』2014年1月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載