シール貼りや積み木遊びなど手や指をきたえる遊びはいろいろありますが、子どもは道具を使って遊ぶのも大好きです。そこで、今回はピンセットを使う「つまむ」遊びを紹介します。
手先の器用さを養います
手や指を使う遊びは脳を活性化させると人気ですが、今回はその1つ、道具を使って遊ぶ「ピンセットでものをつまむ遊び」を紹介します。
遊び方は、つまむものを目で確認して、力加減を調整しながらピンセットでしっかりつまんで持ち上げ、別の場所へ移します。手や指の複雑な動きや集中力が身につくうえ、脳をしっかり刺激します。
手で小さなものをつかめるようになったら、始めどきです。子どもを新しい遊びに誘うときはいつでも「親が楽しそうにやってみせる」のがポイントです。まずはママやパパがやってみせましょう。
ピンセットは一般的なもので構いませんが、先が細くて硬いものも多く子どもには扱いにくいケースも。子どもの力でも扱いやすい子ども用のピンセットや、パンなどをつかむトングを使ってもいいでしょう。
ピンセットに慣れてきたら箸に替えてみましょう。遊びながら箸トレーニングができます。
ピンセット遊びにおすすめの道具
▼ピンセット
▼器
・皿、または箱
・仕切りのある箱
・卵ケース(フタは切り取る)
・製氷皿(大きめのもの)
▼つまむもの
・落花生
・消しゴム
・綿(ピンセットやトングでつまみやすいサイズに切り分けたもの)
【ピンセット遊びにトライ!】
※使う道具は、子どもに合わせて替えてください。
つまむ→移す
▼用意するもの
・ピンセット(またはトング)
・皿
・綿
▼遊び方
ピンセットで綿をつまんで、皿に移します。
つまむ→並べる
▼用意するもの
・ピンセット(またはトング)
・製氷皿(または卵ケースなど)
・落花生・消しゴムなど
▼遊び方
トングで落花生と消しゴムを1つずつつまんで、製氷皿に同じものを1列に並べていきます。
つまむ→分ける
▼用意するもの
・ピンセット(またはトング)
・皿3枚
・落花生・消しゴムなど、2種類各3個くらい
▼遊び方
ピンセットで落花生と消しゴムを1つずつつまんで、3つの皿に、それぞれ1個ずつ分けていきます。
※皿やつまむものの種類を増やすと難易度が増します。
☆月刊誌『灯台』2013年3月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載