ウサギやニワトリ、ヤギ、ヒツジ、サル……。ふれあい動物園では、子どもたちは大好きな動物と直接触れ合うことができます。動物の魅力を教えられるとママたちにも人気。今回は、そんなふれあい動物園の魅力や楽しみ方のコツを紹介します。
実際に触れ合うことで動物への関心が高まります
家族のお出かけ先として人気の動物園。本物の動物を見ることは子どもたちにとてもたくさんの刺激を与えるのですが、動物園の多くの動物はオリの中にいるので、距離感があるのも事実。
そこで動物をより身近に感じ、魅力を知ってもらうことを目的に造られたのが、「ふれあい動物園」や「ふれあいコーナー」などと呼ばれる、動物に触ることができる施設です。
ウサギやヤギなどの小さい動物が一般的ですが、中にはカンガルーやウマといった大きい動物、日頃ほとんど見ることのないヘビなどの動物と触れ合える場所もあります。動物たちのやわらかさや温もりを感じたり、ときには排泄物のにおいにびっくりしたりすることで、動物たちへの興味や関心はますます高まるはず。
動物園ではなく公園などにあることもあるので、ぜひ近くの施設を探して行ってみてください。
しっかり守ろう!
◆指を噛まれないように
おとなしい動物たちばかりですが、噛む力が強い動物もいます。動物の口の前に指を出さないようにしましょう。
◆フラッシュはNG
フラッシュは動物の目によくありませんし、驚かせてしまう危険性もありますので、使わないようにしましょう。
◆手をしっかり洗いましょう
動物たちと触れ合ったあとは、手にバイ菌や汚れが付いていますので、石けんを使ってしっかり洗いましょう。
楽しく触れ合うために知っておきたい動物の特性
●ウサギ
耳に細かい血管が多くあるので、耳をつかんだり持ったりしないようにしましょう。また後ろ脚の力がとても強いので、抱っこはせずに、背中をそっと触るとよいでしょう。
●アヒル
鳴き声をよく聞いてみましょう。「ガーガー」と低くダミ声で鳴くのはメス、「クワァクワァ」と高い声で鳴くのはオスです。
●モルモット
鳴き声に耳を澄ましてみましょう。うれしいとき、お腹がすいているときは、「ミューミュー」や「キュイーン」と鳴きます。
●ヤギ
比較的人間に触られるのが好きな動物ですが、頭を回すように振ったら嫌がっているサイン。すぐに触るのをやめましょう。
<column> ふれあい動物園へ行く前に調べておきたいこと
■参加できるイベントをチェックしよう
動物の特性を生かしたイベントを開催する施設が増えています。定番のエサやりのほかにも、ウシの乳しぼりやポニーの乗馬、ブタやアヒルと一緒に走るレースなども人気です。子どもの年齢によって体験できるイベントが異なる場合もありますので、事前にチェックしましょう。
■触れ合える時間をチェックしよう
動物たちが疲れないように、触れ合える時間を制限している場合があります。「せっかく行ったのに動物と触れ合えなかった」では残念ですよね。そんな事態を避けるためにも、事前に触れ合える時間を確認しておきましょう。
☆月刊誌『灯台』2012年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載