5月5日はこどもの日。子どもを病気や災害から守り、健康を祈願する行事です。男の子も女の子も、家族一緒に思い出に残るようなお祝いをしましょう。
男の子も女の子も楽しい思い出を残そう
5月5日は端午の節句です。端午の節句は奈良時代から続く古い行事で、江戸時代以降は男子の節句とされました。こいのぼりを家の内外に飾って健康と立身出世を願い、よろいやかぶとに、子どもに災いがふりかからず、たくましく成長するようにと願いを込めました。
また柏餅やちまきは、柏の葉が新しい葉が出ないと前の葉が落ちないことから、跡継ぎが絶えないようにと子孫繁栄を願い食べられるもので、ちまきは中国から伝わったようです。さらに菖蒲湯に入ることで無病息災を願います。
現代では、端午の節句というよりは「こどもの日」として親しまれています。女の子のいる家庭でも、子どもの健やかな成長と健康、身の安全を願って、家族一緒にお祝いをしましょう。
今月は、親子でこどもの日を楽しむアイデアを紹介します。
折りかぶとをつくってゲームをしよう!
こどもの日といえば、やはりかぶとです。家族一緒に手づくりのかぶとをつくって、みんなで楽しくお祝いしましょう。
新聞紙でつくったり、好きな色の画用紙を切ってつくったり、折り紙でミニかぶとをつくってもいいでしょう。かぶとにシールを貼ったり絵を描いたりすれば、オリジナルのものに変身。完成したら、かぶとをかぶって家族みんなで楽しいゲームをすると、思い出に残るこどもの日になります。小さな子でもできる、陣取りゲームを紹介しましょう。
折りかぶとをかぶって陣取りゲーム
①新聞紙で大きいかぶとをつくり、それぞれかぶる。
②マス目を書いた紙を用意し、それぞれ好きな色の色鉛筆を持つ。
③自分の持ち駒として、色鉛筆と同じ色の折り紙でつくったミニかぶとを3個ずつ持つ。
④順番にサイコロをふり、出た目の数だけマス目を塗る。
⑤全部塗りつぶし終えたときに、1番大きな陣地ができた人の勝ち。負けた人は、勝った人に持ち駒のミニかぶとを1つ渡す。
⑥続けて紙を取り替えて陣取りゲームを行い、持ち駒のミニかぶとがなくなったら、最後に頭にかぶっているかぶとを渡す。そこでゲーム終了。ミニかぶと1個=5点、大きなかぶと=10点として、得点の多い人が優勝!
☆月刊誌『灯台』2011年5月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載