ワクワク楽しい!おうち動物園で遊ぼう

動物園をテーマにしたさまざまな遊びのアイデアを紹介します。イメージを膨らませながら遊べば、本物の動物園に行くのがますます楽しみになりそうですね!

〝動物園〟をテーマにイメージを広げて楽しもう!

 暖かくなって、屋外で過ごすのが気持ちのよい季節になりました。休日のお出かけスポットに、動物園を選ぶご家庭も多いのではないでしょうか? そこで今回は、子どもが大好きな動物園をテーマにした、さまざまな遊びのアイデアを紹介します。
 実際に動物園に行った時のことを思い出しながら、イメージを膨らませて楽しむ遊び。例えばごっこ遊びなら、お弁当を用意するシーンや、電車やバスに乗って動物園に向かうシーンだけでも、幼い子どもにとっては印象深い思い出があるはずです。そんな子どもの感覚を大切にしながら、家族で一緒にアイデアを出し合ってみましょう。また、実際に行った時の写真などを手がかりにして、その時の感想を言葉で表現し合ってもよいですね。そんな時間が、子どもの想像力や表現力を育んだり、観察力を高めたりすることにもつながります。
 ひとつのキーワードから、広がっていく遊びの世界。夢中になって遊んだら、動物園がもっと好きになるかもしれませんね。

イメージを膨らませて遊ぼう! 動物園ごっこ

 家族や幼稚園・保育園の遠足で行った時のことを思い出しながら、動物園の思い出をごっこ遊びに取り入れてみましょう。

▶まずはイメージを膨らませよう

「動物園には、何で行く? 車、バス、それとも電車?」「動物園にはどんな動物がいる?」「動物園ではどんなことをする?」などの会話から、まずは、動物園の楽しいイメージを広げてみましょう。なかなか思い浮かばない場合は、実際に行った時の写真などを見ながら、話し合うとよいですね。

▶いざ! 動物園へ出発!

子どもたちはごっこ遊びの天才! イメージさえ広がれば、楽しい思い出のなかの、さまざまなシーンがごっこ遊びの材料になりますよ。

<お弁当は何にしようか?>
折り紙や画用紙を丸めたおかずを、お弁当箱に詰めちゃおう

<今日は電車で行くよ!>
改札を通って、椅子に座って、がたんごとん。運転士さんはボクだよ!

<チケットを買おう>
おはじきのお金を払って、はいどうぞ

<はらっぱでひと休み>
おやつをモグモグ、おいしいね!

<どの動物から見ようかな>
部屋のさまざまな場所に動物のイラストを貼って、子どもと一緒に見て回りましょう。子どもが描いたイラストを使ってもよいですね。テーブルの裏やカーテンの後ろなどの、見つけるのがちょっと難しい場所にイラストを貼っても楽しめるでしょう。

ミニチュア動物園をつくってみよう!

楽しい動物園の様子を、ミニチュアで再現してみましょう!

▶動物のペーパーマスコット
紙でつくる動物たち。下記の基本のつくり方を参考に、いろいろな種類の動物をつくってみましょう。

材料:厚紙(厚手の画用紙など)、鉛筆、色鉛筆やクレヨン(色を塗るもの)、はさみ、のり

<ライオン(基本のつくり方)>
①下記のイラストを参考に、厚紙に、胴・側面、背中、顔のパーツを描いて切り取り、色を塗ります。胴・背中のパーツは、左右対称形なので、2枚の紙を重ね合わせて切り取ると簡単にできます。
②胴体と背中をのりで貼り合わせたあと、顔を貼ります。

※形は、大まかで大丈夫です。背中・胴のパーツを、胴・側面と貼り合わせる際に、長さ・太さなどの微調整をしてください。
※顔を変えれば、他の動物もつくれます。さまざまなアレンジを楽しんでみましょう。

ライオン

ゾウ

キリン

<動物園マップ>
模造紙にクレヨンやフェルトペンで動物園マップを描き、ペーパーマスコットを置いて遊びましょう。動物園でもらった、本物のマップをお手本にしてもよいですね。

動物クイズで盛り上がろう!

 動物園で見た動物を思い出しながら、クイズを出し合って、遊びましょう。動物の特徴を観察して表現する力も身につきます。

▶動物ものまねクイズ

出題者が動物の動きをまね、他の人は、何の動物のまねをしているのかをあてます。言葉や音は使わず、動きのみでの表現に挑戦!

▶応用編

制限時間内に、できるだけたくさんの動物の動きをまねましょう。ハラハラドキドキのスピード勝負!

用意するもの:画用紙、はさみ、ペン、ストップウォッチ(または時計)

①画用紙などを適当な大きさに切り、カードを20~30枚程度つくります。それぞれのカードに、動物の名前(またはイラスト)を書き込んでおきましょう。
②カードは束にして伏せておきます。動物のものまねをする人は、一番上のカードをひいて出た動物のものまねをし、他の人は、何の動物のまねをしているのかをあてます。正答が出ると、そのカードは、ものまねをした人がもらえます。
③ものまねをする人は、制限時間1分の間に②を繰り返し行い、できるだけ多くのカードをもらえるようにします。順番に、すべての人がものまねをして、もっとも多くカードをもらった人が勝ちです。

☆月刊誌『灯台』2020年4月号「子育てプラザ」より転載