数々の種類が市販されるようになったマスキングテープは、おしゃれ雑貨のイメージが強いですが、子どもの遊びにももってこい！マスキングテープの特徴を生かした遊びを取り入れてみませんか？
貼るのもはがすのも簡単だから、遊びの幅もグンと広がる！
マスキングテープとは、塗装などの際、塗りたい箇所以外に塗料が付かないように貼る、保護用粘着テープのこと。貼ったりはがしたりが簡単にでき、貼った部分に跡が残らないという特性から、現在では文房具としての用途が広がり、とても人気となっています。
かわいい柄やイラストがプリントされたものもたくさん市販され、折り紙やシールとともに、幼稚園・保育園での工作などにもよく用いられるようになっています。子どもの遊びの幅を広げる格好のアイテムともいえるでしょう。
そこで今号は、マスキングテープを使った遊びを紹介します。室内遊びに新鮮さをプラスできるので、寒い日や体調がすぐれず外遊びを控えたいときなどにもうってつけです。ぜひ、親子でいろいろな遊び方にチャレンジしてみてください。
マスキングテープの〝ここが楽しい〟
●「貼る」「はがす」で２度楽しめる
子どもにとっては貼るだけでなく、はがす行為も楽しいもの。貼ってはがして２度楽しめる点が魅力です。１～２歳児など貼るのがまだ難しい場合は、親がテープを貼り、端を少し折り返してツマミ部分を作り、はがす遊びをさせるのもおすすめ。
●簡単にデコレーションできる
空き箱やポストカードをはじめ、鉛筆や消しゴムなどに貼れば、簡単にかわいく変身させられます。パーティーなどで大勢が集まる際、紙コップや紙皿を目印代わりに各自好きなテープでデコレーションしてもよいでしょう。
マスキングテープを使うときの注意点
マスキングテープはもともと仮留め用のテープなので、長期間使ったり保存したりするものには向きません。ある一定の期間を楽しむものとして上手に使っていきましょう。また、基本的に壁などに貼っても跡が残りませんが、材質によっては残る場合もあります。よく確認してから使用しましょう。
マスキングテープを使った遊びのアイデア
◆どこでもお絵描き
壁や窓などにマスキングテープを貼って、自由に絵を創作してみましょう。普段は絶対お絵描きできない場所で創作できるということで、子どもの気分も盛り上がること間違いなし！
※複数の色や柄のテープがあると、よりバリエーション豊かな絵が作れます。
※親が木を作り、子どもがそこにりんごを作るなどして合作してもＯＫ。
◆お家で大冒険！
床（畳・カーペットなどでも）にマスキングテープを貼って道を作り、冒険ごっこスタート！ 落とし穴や池などを描き、通れない場所を作るとよりスリリングに。
※男の子にはおもちゃの車用の道路や車庫、女の子にはショッピングモールなどを作ってあげてもよい。
◆テープで塗り絵！
親が画用紙に、塗り絵の下絵となるような絵を描き、子どもはテープをちぎりながら絵に貼り付け、着色していきます。テープは色や柄を複数用意しておくとよいでしょう。
◆あっという間に変な顔！？
透明のビニール袋を切って２枚にし、マスキングテープで眉や鼻、口、ひげなどを作って顔に当てます。テープは簡単にはがせるので、同じビニールで次々にいろいろな顔が作れます。
※眉とひげだけなど、一部のみを作ったほうが元の顔と合わさり、面白くなります。
※ビニール袋が顔に貼り付いたままになったりすると窒息の恐れがあるので、必ず親が注意深く見守るようにしましょう。
☆月刊誌『灯台』２０１６年１２月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載