想像力&語彙力がUP!連想ゲームで遊ぼう

特別に用意するものもなく、2人以上いれば楽しめる連想ゲーム。言葉が増えていく幼児期にぜひ取り入れてほしい遊びです。

遊びながら脳を刺激してボキャブラリーも豊かに!

 幼児期から楽しめる言葉遊びの定番といえば、しりとり。言葉を覚えるのに最適な遊びです。ただ、幼い子どもの場合、言葉をそのまま暗記していて、その言葉の意味を習得できていないことも……。
 そこで今回おすすめするのが、「連想ゲーム」。連想ゲームは、目で見たもの、耳で聞いたものから、さまざまなものを頭の中で具体的にイメージして、言葉で表現する遊びです。言葉の意味を知り、ボキャブラリーが豊かになるだけでなく、想像力や発想力も養われます。また、連想力が身に付くことで、相手が発した言葉からイメージを膨らませ、会話を広げられるようになるなど、コミュニケーション力を高めるのにも役立ちます。
 親子で遊ぶときは、子どもがまだ知らない言葉を積極的に使って、その意味を教えてあげるとよいでしょう。

連想ゲームのアイデア あれこれ <初 級> 

◆色から連想

①いろんな色の折り紙や色紙を用意します。
②1枚ずつ出しながら、その色から連想するものを子どもに言わせます。単語が5個出たらクリア。次の色に挑戦しましょう。

例:赤→トマト・イチゴ。茶色→土・木……など。

◆形から連想

①円、三角などの形に切り取った紙、円柱や立方体などさまざまな形をしたもの(トイレットペーパーの芯やお菓子の箱など)を複数用意します。
②1つずつ出しながら、その形から連想するものを子どもに言わせます。単語が5個出たらクリア、次に挑戦です!

例:三角→おにぎり・山・キツネ(逆さにして)。立方体→サイコロ・豆腐……など。

連想ゲームのアイデア <中級・上級編>

<中 級>
◆音から連想

①擬音で表現しやすいものの写真や絵を複数枚用意して、紙袋に入れます。
②紙袋から子どもに見えないように写真や絵を1枚取り、それに描かれたものを表現する擬音を言います。子どもにそれが何かを当てさせます。正解したら、交代して遊びましょう。
例:ガタンゴトン(電車)、ザーザー(雨)、モウモウ(牛)……など。

◆ヒントから連想

①大きめの紙袋の中におもちゃやぬいぐるみ、写真などを入れます。
②紙袋から子どもに見えないように1つ取り、そこから連想する言葉をヒントとして言います。子どもにそれが何かを当てさせます。正解したら、交代して遊びましょう。

例:答えが「パパ(の写真)」の場合、大きい、かっこいい、メガネ……など。

<上 級>
◆何でも連想ゲーム

前の人が言った言葉から連想される言葉を順番に繋いでいく遊びです。すぐに言葉が出てくるようなら、同じテンポで手を叩きながら、リズムにのって遊んでみましょう。

例:「イチゴ」は「甘い」→「甘い」は「砂糖」→「砂糖」は「白い」→「白い」は「雲」……など。                

☆月刊誌『灯台』2015年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載