伸びたり縮んだりする形がおもしろく、大好きな子どもたちも多い輪ゴム。輪ゴムで遊ぶと指を動かすので脳の活性化にもつながります。どこの家庭にもある輪ゴムを使った楽しい遊びのアイデアを紹介します。
輪ゴムの特性を生かして遊びにひと工夫を
紙の切れ端やビニール袋、空き箱など、大人から見れば何でもないようなものでも、子どもにとっては宝物。子どもは、こうした素材を使って遊ぶ天才です。そんな身近な素材の中でも、輪ゴムは伸び縮みし、いろんな形に変化するところが、子どもの心をとらえるようです。
輪ゴムで遊ぶときには手や指先をよく動かします。手は脳につながる神経細胞がほかの部位より多く集まっており、「第二の脳」ともいわれます。そのため、手や指をよく動かすことは、脳の活性化を促すことにもつながるのです。
子どもたちが大好きで、脳にもよい刺激を与えてくれる輪ゴムを使って、お家での遊びに飽きないよう、ひと工夫してみてはいかがでしょうか。
輪ゴムを使ってできる簡単な遊び
輪ゴムと紙などで手軽にできる遊びを紹介します。
●輪ゴム鉄砲
左手の親指と中指に輪ゴムをかけ、紙で作った弾をひっかけて手前に引いて離すと弾が飛びます。1㎝×10㎝くらいの紙を数回まん中で折り畳んでV字型にし、弾にします。
※小さな子どもの場合は、パパやママが左手をサポートしつつ、弾を一緒に引きましょう。
※人や生き物、壊れるものに向けて飛ばさないよう、注意しましょう。
●輪ゴムで顔遊び!
紙に目を描き、口の位置に輪ゴムを置きます。輪ゴムを丸くしたり、平たく伸ばしたりすると、いろいろな顔に!
輪ゴムを使っておもちゃを作ってみよう!
◆跳ぶのが不思議! ぴょんぴょん弾
〈用意するもの〉
ペットボトルのフタ、輪ゴム、セロハンテープ
〈作り方〉
ペットボトルのフタに輪ゴムを二重にしてかけ、セロハンテープでとめる。
〈遊び方〉
左手の人差し指の先に右手でゴムをグッと押し当てて離すと、跳ね上がります。
※手指がまだ上手に操れない子どもの場合は、ペットボトルのフタより直径が小さなもの(スティックのりのフタなど)を使うと簡単に跳ばせます。
◆パンパン叩くのが楽しい! ヨーヨー
〈用意するもの〉
新聞紙、輪ゴム5本、セロハンテープ
〈作り方〉
①新聞紙を丸めて輪ゴム2本を十字にかけ、片方の十字部分をセロハンテープでとめる。
②もう片方の十字部分に輪ゴムをかけて輪の中を通して結び、同様にあと2本の輪ゴムをつなげる。
③最後の輪ゴムの中ほどを結び、子どもの指が通るくらいの輪を作る。
〈遊び方〉
輪ゴムに指を通し、手のひらでパンパンとバウンドさせます。
◆音を出して遊ぼう! お琴
〈用意するもの〉
ティッシュの空き箱、はさみ、割り箸2膳、ガムテープ、
輪ゴム7本
〈作り方〉
①ティッシュの空き箱の上面を、端から2㎝ほど残して切り取る。
②割り箸2膳を重ねて2ヵ所をガムテープで巻き、①の四角い窓部分に斜めに渡してガムテープで固定する。
③②に輪ゴム7本をかけて側面をガムテープでとめる。
〈遊び方〉
ゴムの弦を弾くとお琴のような音が出ます。
☆月刊誌『灯台』2014年12月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載