身近な材料を活用!段ボールでおもちゃを作ろう!

宅配などの利用が増え、使わない段ボールがたまっているというご家庭もあるのでは。そこで今回は、たまった段ボールを使った手作りおもちゃを紹介します。

軽くて丈夫な段ボールでエコなおもちゃを!

 子どものころに、段ボールを使って何かを作ったり、遊んだりしたというパパやママも多いのではないでしょうか。段ボールは身近にあり、軽くて丈夫なため、おもちゃを作るのに適した素材です。そのうえ、段ボールで作るおもちゃは、エコで、家計にやさしい点もおすすめできるポイントです。
 子どもたちの中には、箱の中や狭いところに入るのが大好きな子もいます。これは、囲まれることによって安心感が得られるためだと考えられています。大きめの段ボールなら、家などの大きなものも作れるので、子どもの大喜びする顔が見られることでしょう。
 幼稚園などに通っている子どもたちも、夏休みに入ると日差しの強い日中は家庭で過ごすことが多くなります。ぜひ段ボールを使って子どもと一緒におもちゃを作り、楽しい時間を共有しましょう。

〈段ボールおもちゃを作るときのポイント〉

段ボールはつなげて使ってもOK

家など大きなものを作るときに大きな段ボールがない場合は、複数の段ボールをつなげて使用しましょう。

ガムテープは布製がおすすめ

ガムテープは強度があり、重ねて貼ることもできる布製のものが適しています。また、上から文字や絵を描くこともできます。

カット時は十分に注意を

カットするときは、基本的にはさみのほうが安全です。ただし、カッターでないと無理な場面も。その際には子どもの代わりに親が十分に注意して使用しましょう。

段ボールでおもちゃを作ってみよう!

もぐら叩き
ーー反射神経も鍛えられる!?

〈用意するもの〉 
段ボール(浅め)、はさみ、カッター、割り箸、茶色の布15cm角(折り紙でも可)、ティッシュ4枚、輪ゴム、フェルトペン

〈作り方〉 
①段ボールの上面のみを開いてフラップ(フタの部分)の1つを切り、底面に直径5cmほどの穴を9つ切り抜く。
②ティッシュ4枚で割り箸の先を包み、上から布でくるんで輪ゴムでとめ、ペンでもぐらの顔を描く。

※1人が穴からもぐらを出し、もう1人が手で叩いて遊ぶ

◆手作りマイホーム
ーー自分だけの空間がうれしい!

〈用意するもの〉
段ボール(大きめ)2個、ガムテープ、はさみ、カッター

〈作り方〉 
①段ボール❶は上面のみ開き、四隅をガムテープで貼る。
②段ボール❷を図のように切って屋根を作り、①にガムテープでつける。
③図の要領でドアと窓を作る。

図の太線の所に逆コの字型とエの字型の切り込みを入れ、奥に押して折り目をつけてから、まん中から指が入るよう少し切り抜き、ドアと窓を作る。

※折り紙などで壁や屋根を装飾しましょう!
※段ボールが小さい場合、ぬいぐるみの家として遊ぶのもおすすめです。

☆月刊誌『灯台』2014年8月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載