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目で食べる! 赤・緑・黄は「おいしく見える3色」

管理栄養士
河谷彰子

〝あまり食欲がないなぁ〟というとき、みなさんならどうしますか? しっかりとした体調管理のためにも、食事量を減らさない工夫が大切です。
 まずは食べやすさ。主食にいろいろな具材がのった料理がオススメです。ご飯におかずと野菜がのった丼物は、ご飯、おかず、野菜が別々の器に盛られているよりも食べやすいですね。
 麺類は、うどん、そば、そうめん、中華麺、スパゲティなどいろいろありますが、麺の種類やたれの味、さらに上にのせる具材にバリエーションをつけると、飽きずに毎日のように食べることができます(ただし、塩分を控えたい高血圧症の方は除きます)。
 そして見た目のおいしさ。そのポイントの1つに色があります。赤・緑・黄が入っているとおいしそうに見えます。三色丼はその代表でしょう。グリーンサラダも、パプリカやトマトなど赤や黄色が入っていたほうが食欲をそそりますね。
 料理だけでなく、食器やテーブルクロス、ランチョンマットなどの色も食欲に影響します。薄い水色の寒色やガラス製の食器は涼しさを演出するので、暑い季節に取り入れるのはいいでしょう。
 盛りつけも、赤と緑など反対色を組み合わせると、両方の色が引き立ち、おいしさがアップ。また、平たく盛るよりも、立体的に盛りつけたほうが見栄えがよくおいしく感じられます。

しっかり食べて水分補給?

 野菜はその重さの8割が、ご飯は半分が水分です。つまり食事をしっかりとることは、水分補給につながります。暑いときは熱中症対策に水分を摂取することは大切ですが、その前提として食事量を減らさないことが大事です。水分摂取を優先して食欲が落ちてしまっては本末転倒。
 喉が渇いたからと、食事の前にアイスクリームを食べたり、糖分の多いジュースを飲みすぎないように注意しましょう。糖分をとりすぎない工夫としてアイスクリームの代わりに冷凍バナナ(皮をむきラップで包み凍らせる)などを、デザートやおやつにするとよいのではないでしょうか。


彩りも栄養バランスもよい
冷やしサラダうどん 

●材料(4人分)
うどん…4玉
豚肉(薄切り)…12枚
卵…1個
砂糖…小さじ1/2
塩…少々
ミニトマト…12個
枝豆(正味)…40g
キュウリ…1本
乾燥ワカメ…大さじ2
めんつゆ…4人分

--作り方--

①うどんを熱湯でゆで、冷水でしめる。
②豚肉は赤みが消えるまで熱湯にくぐらせ、食べやすい大きさに切る。
③溶いた卵に砂糖・塩を混ぜ、薄焼き卵を作り、細切りにする。
④ミニトマトを半分に、キュウリは千切りにする。
⑤乾燥ワカメを水に戻しておく。
⑥枝豆を塩ゆでし、豆を取り出す。
⑦器にうどんと②~⑥の具をのせる。
⑧めんつゆをかけてでき上がり。お好みで、炒り胡麻・海苔などをめんつゆに入れる。

おいしいワンポイント

◆紹介した冷やしサラダうどんには、トマトの赤、枝豆・きゅうりの緑、卵の黄の3色が入っています。
◆上にのせる具は、水菜、オクラ、キクラゲ、パプリカ、コーンなど何でもOKです。
◆器やランチョンマットを使って色のバランスをとることで、おいしさを演出することもできます。
◆今回は白いお皿を使いましたが、ガラス製にしたり、淡いブルーのランチョンマットを使ったりして、より涼しさを演出してもいいですね。

【栄養価(1人分)】
エネルギー ・・・ 498kcal
たんぱく質 ・・・ 26.5g
脂質 ・・・・・・ 11.1g
炭水化物  ・・・  61.7g
塩分相当量 ・・・ 4.4g

☆月刊誌『灯台』2013年7月号より


河谷彰子 かわたに・あきこ●日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業。筑波大学大学院体育研究科コーチ学専攻卒業。現在、(財)日本ラグビーフットボール協会―セブンズアカデミー栄養アドバイザー、慶應義塾大学非常勤講師、さくら整形外科クリニック管理栄養士などを務める。Jリーグチーム、ラグビーチーム、ジュニアアスリートなどをサポート。また講演などを通じ、スポーツをキーワードに食育活動を行なっている。