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考える力も伸びる楽しい言葉遊び

灯台編集部編

言葉遊びは手軽に楽しめるうえに考える力が伸びることにもつながります。たとえば“トマト”“しんぶんし”のように上からも下からも同じに読める回文をつくる遊びもあります。楽しく遊んで考える言葉遊びをいろいろ紹介します。

言葉遊びで語彙力、思考力を養う

 子どもは言葉のリズムや語感を楽しむことが好きです。新しい言葉を次々と吸収しようとする勢いもあります。本を読んで語彙を増やすのがまだ先になる幼児には、言葉遊びで楽しみながら、たくさんの言葉に触れさせてあげましょう。知っている言葉を声に出して使い、相手に伝え、相手からの言葉に反応することによって、自然に言葉の音や意味を確かめることができます。
 たとえば「しりとり」は、音を認識して語彙を増やし、「なぞなぞ」では、言葉の理解や連想などの思考力が養われます。
 言葉遊びは、お出かけ時の車中などで手軽に遊べます。車窓からの景色を材料にして、「白いもの」「大きいもの」を言い合うなどしてもよいでしょう。
 いくつか遊びを紹介しますので、ぜひ親子でたくさん言葉を使って遊んでください。


仲間集めゲーム 1分勝負! 

「仲間集め」は1つの条件にあてはまる言葉をより多く答えるゲーム。条件はカルタをひいて出た頭文字。タイマーを加えてゲーム感覚をプラスする。
遊び方:
・カルタを1枚ひく。
 「あ」が出たら、「あ」がつく言葉を探す。
・タイマーを1分間にセット。
 1分以内にどれだけ思いつくかを親子で勝負。「あひる」「あんパン」「アイス」「あご」「あめ」「あき」「あさ」というように、多く言えたほうが勝ち。
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お絵描きしりとり 

 絵を描いてしりとりをする。
⇒「リンゴ」の絵を描いたら、「ゴリラ」「ラッパ」というように描く。

2つのヒントゲーム 

 1人が答えを決めて、2つのヒントを出す。相手は連想して答える。
⇒「緑色」「野菜」のヒントで答えは「ピーマン」。「白黒」「動物」のヒントで「シマウマ」の答えなど。
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親子で連想して遊ぼう

 親子で交互に連想するゲームをしてみましょう。たとえば「丸くて赤いもの」と条件を決めて、「りんご」「トマト」などを連想する「仲間集め」、「それは動物ですか」「大きいですか」など質問して、相手の返事から答えを予想する「イエス/ノー・クイズ」などは、発想力も養われます。
 また、身近にある物を使って交互にお話を創るゲームは、情操教育にもつながります。楽しむことが大切なので、子どもの発想を否定せず、連想につながるヒントをプラスしてあげましょう。


イエス/ノー・クイズ 

 1人が答えを決める。相手はその答えについて質問し、その返事で答えを連想する。
例「それは動物ですか」、「イエス」。「大きいですか」、「イエス」。
「鼻が長いですか」、「ノー」。「首が長いですか」、「イエス」。
⇒答えは「キリン」。

親子で創作、お話ゲーム 

 品物を1つ手に持ち、それを使った短文を交代で創作していく遊び。お話作りをする材料は、用意しておいても、家の中を歩きながら目にしたものを使ってもいい。
例 帽子、カゴ、おもちゃの車、ぬいぐるみ、タオル、ボール

帽子⇒「帽子を被って、女の子が出かけます」(子ども)
カゴ⇒「不思議の森へ、魔法のリンゴを見つけに行くことにしました」(ママ)
おもちゃの車⇒「車で行こうと女の子は思いました」(子ども)
ぬいぐるみ⇒「家来を連れて行きました」(ママ)
タオル⇒「白いお化けが出てきました」(子ども)
ボール⇒「お化けをやっつけようとボールを投げたら、それがリンゴになりました」(ママ)
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☆月刊誌『灯台』2010年11月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載