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子どもの力を伸ばす粘土遊び

灯台編集部編

子どもの発達に合わせていろいろな遊び方ができる粘土遊び。「手先が器用になる」「脳の発達にいい」などメリットがたくさんあります。ぜひ毎日の遊びに取り入れてみてください。
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脳の発達につながる粘土遊び

 粘土遊びは、指先を器用に動かすことがまだ難しい小さな子どもでも、十分楽しめる遊びの1つ。丸めたり、伸ばしたり、ちぎったり、物を作ったり。子どもの発達段階に合わせて、遊び方をいろいろ工夫できます。
 また、指先にはたくさんの神経が集まり、脳に直結しています。そのため、指先をよく使う遊びは、脳の発達にも良い影響を与えると言われています。特に、粘土を両手で伸ばしたり、利き手とは逆の手を使ってこねたりする動作は、脳の普段使わない部分を活性化させます。小さな頃から指先を使う粘土遊びをどんどん取り入れたいものです。
 まずは「丸める」「伸ばす」「ちぎる」ことを教え、慣れてきた子どもや、指先を上手に使えるようになってきた子どもには、「物作り」に挑戦させましょう。作品の出来栄えだけでなく、作る工程をママも一緒に楽しんでください。


粘土の感覚を楽しもう

・感触を楽しんでみよう
 子どもの好きなようにこねさせて、粘土の感触を体験させましょう。最初は硬かった粘土が、こねるうちに次第にやわらかくなって、丸めたり、細長く伸ばしたりできるようになってきます。

・温度の違いを感じてみよう
 こねる前と後で、粘土の温度が変わることを子どもに体感させましょう。こねる前はひんやりと冷たく、こねるとだんだんと温かくなってきます。
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粘土で“食べ物”を作ろう

※粘土の使う分量、作る大きさは好みで調整してください。
※作ったものを口に入れないよう注意してください。

●細く長く伸ばす
・スパゲッティを作ろう
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(使う粘土の色と用意するもの)
オレンジ色、黄色、緑色、皿

(作り方)
①オレンジ色の粘土を細長く伸ばし、適当に折りたたみ皿にのせる。
②黄色と緑色を小さく丸めて、①の上に飾る。


●大きく伸ばす
・オムライス
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(使う粘土の色)
黄色、赤色、オレンジ色

(作り方)
①オレンジ色の粘土を卵大に丸める。
②黄色の粘土を子どもの手のひらくらいの大きさに伸ばす。
③②を①にかぶせる。
④赤色の粘土を細長く伸ばしたもので、③に顔を作る。


●小さく丸める
・おだんごを作ろう
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(使う粘土の色と用意するもの)
黄色、ピンク色、茶色(子どもが好きな3色でも可)、割り箸

(作り方)
①3色の粘土をそれぞれ同じ大きさに丸める。
②①を割り箸に順に刺す。


●太く伸ばして輪にする
・ドーナツを作ろう
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(使う粘土の色)
茶色、白色、ピンク色

(作り方)
①茶色の粘土を太く伸ばす。
②①の両端をつなげて輪にする。
③白色、ピンク色を小さくちぎって、②の表側につけて飾る。


1つの作品に対して3つ以上ほめてあげよう 

 子どもが作ったものはたくさんほめてあげてください。「上手にできたね」と言うだけでなく、「たくさんちぎれたね」「とても細長く伸ばせたね」「赤と白の色を使ったところがきれいでいいね」など、1つの作品でもほめるところはたくさんあるはずです。すると「じゃあ、もっとちぎってみよう」「もっと細く長く伸ばしてみよう」「赤と白以外も使ってみようかな?」など、子どもは次の動作を思いつき、意欲的に行動に移すようになるものです。子どもの意欲を育てるほめ方をしましょう。

【注意】
アレルギーのある子どもは、小麦粉など、使用する粘土の素材に十分注意してください。

☆月刊誌『灯台』2012年5月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載