GS113_L

いろいろな力を育む「ごっこ遊び」の楽しみ方

灯台編集部編

小さなころにさまざまなごっこ遊びを楽しんだパパやママも多いのでは? 子どもの成長に欠かせない「ごっこ遊び」。親子で楽しむためのコツを紹介します。

「ごっこ遊び」は子どもの成長を促す大切な遊び

 子どもは常に大人の世界に興味津々です。子どもは1歳ごろから大人のまねをし始め、1歳半ごろには、トイレットペーパーの芯をコップに見立てて飲むふりをするなど、物を別の物に見立てて遊び始めます。やがて、パパやママ、お店屋さんなど誰かの役を演じたり、友だちと一緒にそれぞれの役回りでやりとりをしたりと、複雑に発展していきます。こうした、まねや見立てをベースにした、いわゆる「ごっこ遊び」は、子どもの成長の証しであり、いろいろな力を育んでいくうえでとても重要な役割を果たしています。
 まず、何かをまねるのは、観察力や記憶力がなければできません。また、物を何かに見立てるのには発想力が必要ですし、つくり上げた世界の中でストーリーを展開するには想像力が必要です。子どもたちはごっこ遊びを通していろんな立場を理解し、相手の気持ちを想像できるようになっていきます。また、他者や社会とのかかわり方を学び、コミュニケーション能力も磨かれていきます。
 たくさんの力が養われるごっこ遊び。ぜひ、親子で一緒に楽しんでいきましょう。

親子でごっこ遊びを楽しむための声かけの例

●始めるとき
・(円筒形の積み木をコップに見立てて)「りんごジュース、どうぞ」
・(空き箱をテーブルに見立て、ぬいぐるみをその前に座らせて)「うさぎちゃん、お腹すいたって」
※うさぎちゃんになりきって「お腹すいたよ?」などと台詞を言ってもOKです。
●すでにごっこ遊びをしているとき
・(おままごとで)「今日のご飯は何かな??」
・(ヒーローごっこで)「現れたな! ○○レッド」
・(お医者さんごっこで)「お熱があるんです?」
7
●ごっこ遊びで養われるものとは?
・観察力 ・記憶力 ・発想力 ・想像力
・演技力 ・思いやり ・コミュニケーション能力
6

【 親子でごっこ遊びをしてみよう! 】

◆電車ごっこ
8
(1)段ボールの上下の部分のみを開く。
(2)側面に窓を描く。
(3)「出発しまーす!」や「シュッシュッ、ポッポ!」などと声をかける。
※帽子や手袋など、気分を盛り上げるグッズがあるとなおよいでしょう。

◆八百屋さんごっこ
9
(1)画用紙などを7㎝四方くらいに切り、野菜や果物の絵を描く。
(2)(1)をテーブルに並べる。
(3)「いらっしゃいませ?」「りんご、いかがですか?」などと声をかける。
※かごやおもちゃのお金などもあると、さらに盛り上がる。

◆洗濯ごっこ
実_10再修正
(1)いすの背もたれの2ヵ所にひもを結びつける。
(2)ハンカチや服、靴下などをかごに入れて置き、ハンガーや洗濯ばさみを置く。
(3)「洗濯物、干してくださ?い」と声をかける。
※ひもは、ずり落ちてこないところに結びつけるのがポイントです。

◆お世話ごっこ
12
(1)ぬいぐるみと布団代わりのフェイスタオルを用意する。
(2)トイレットペーパーの芯にフェルトペンで目盛りを描いて哺乳瓶をつくる。
(3)「くまちゃん、ミルクほしいって」などと声をかける。
※厚紙などで、体温計や「にぎにぎ」など赤ちゃんのお世話に使うグッズも作ってあると、なおよいでしょう。

☆月刊誌『灯台』2014年7月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載