AD079_L

チョキ チョキ チョキ はさみを使って遊ぼう

灯台編集部編

子どもが「してはいけないこと」を理解する力がついてきたら、ぜひはさみを持たせてあげましょう。はさみは楽しみながら、手先の運動能力や集中力を高めてくれる、すぐれた道具です。

手先の運動能力を育ててくれる

 はさみを使いたがり、はさみの扱い方を理解する力が備わってきた子どもで、「してはいけないこと」を理解する力がついていたら、ぜひ「切る」体験をさせてあげてください。
 最初は、でたらめに切って構いません。はさみに慣れさせることが大事です。切る動作が上手になってきたら、2回、3回と続けて切る、向きを変えて下から上へ、右から左へ切る、曲線に切る、など、バリエーションをもたせてあげましょう。切る動作は、指先の運動能力を鍛えてくれます。また、はさみの扱い方に注意しながら行なう作業は、集中力を高めます。
 はさみを遊びに取り入れるために、まずは子どもに合ったはさみを用意しましょう。はさみの扱い方をしっかり教えても、まだまだ子ども一人ではさみを扱うのは危ないので、親が目を離さないようにしましょう。

子ども専用のはさみを用意しよう
実_9_06
・刃先が丸いもの
・刃の合わせが合っているもの
・留め具がぐらついていないもの
・子どもの手のサイズに合っているもの

(幼児には幼児用サイズを)
※本物のはさみを持たせましょう。紙しか切れないようなおもちゃのはさみでは注意力が身につかず、かえって本物のはさみを持ったときに事故やケガにつながる可能性もあります。

はさみの扱い方
実_9_07
・必ず座って使います。
・刃に手や体が触れないようにします。
・しっかり指を柄に入れて持ちます。初めは親が一緒に持ってあげます。
・体の正面で持ち、しっかりはさみを立てて紙と垂直にして切るようにします。
・持ち運びには注意します。
・人に渡すときは刃先を自分に向けます。
・刃に汚れがついている場合はきれいにしてから使いましょう。         

まずは「切る」から次に「切って作る」へ

 子どもに合ったはさみを用意でき、はさみの扱い方を覚えたら、早速はさみを使ってみましょう。「真っすぐ1回切る」から始め、慣れてきたら「連続切り」にチャレンジしましょう。切る動作がしっかり身についてきたら、今度は「切って作る」、次の段階へ。
 子どもは頑張ればできそうな、少しだけ難しいことに意欲を見せます。子どもが飽きて興味をなくす前に、次のステップへ進むタイミングを親がしっかり判断してあげるようにしましょう。

~~はさみを使って遊ぼう~~

◆真っすぐ1回切ろう
実_9_08
 1cm幅×20cmくらいの紙を用意し、はさみで切り落とします。最初はどこを切っても構いません。慣れてきたら、親が用紙に2cm間隔の線を書いてあげ、その線の上を切りましょう。

◆連続切りをしよう
実_9_09
 20×20cmくらいの紙を用意します。真ん中に1本線を引き、右に子どもの絵、左に鬼など子どもが怖がるものの絵を描きます。線に沿ってチョキチョキと連続切りで切っていくことによって、子どもが怖いものから離れられます。

◆切って作ろう……タコ
実_9_10
 10×9cmくらいの赤色の紙を用意し、図のように下辺に5cmの縦線を1cm間隔で8本書きます。その線を切り、切り込みを下にして丸めてテープで留め、タコの顔を描きます。

☆月刊誌『灯台』2011年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載