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乾燥から赤ちゃんを守る! 冬のスキンケア

灯台編集部編

 真冬の冷たい風、乾燥した空気は、デリケートな赤ちゃんの肌にとっては刺激が強いもの。寒い季節に起こりがちな肌のトラブルとカサカサ肌にならないためのスキンケアの方法を紹介します。

赤ちゃんの肌は水分が蒸発しやすい

 みずみずしくてすべすべした赤ちゃんの肌は、理想的な状態のように思われがちですが、とてもデリケートです。
 透明感があるように見えるのは、皮膚の厚さが大人の約半分から3分の1程度しかないため。
 生後2ヵ月ごろまでは、皮脂の分泌がさかんで湿疹もできやすくなりますが、それを過ぎると皮脂の分泌量は減り、水分が蒸発しやすくなります。
 水分が少ないカサカサした肌は、外部からの刺激を受けやすく、かゆみなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
 特に空気が乾燥している寒い季節は、肌が水分を保持するのが難しくなってきます。外だけでなく、室内も暖房の使用で乾燥しているので、放っておくと乾燥が進みます。
 保湿をするタイミングはお風呂上がりが最適です。お風呂では必要以上に皮脂を奪ってしまうような石けんは避け、お風呂から上がったらしっかり保湿をすることが大切です。
 お風呂上がりの赤ちゃんの体からは、急速に水分が蒸発していくので、5分以内に保湿するのが理想的です。

環境に配慮して赤ちゃんの肌を守る

 赤ちゃんの肌は、外部からの刺激に対する抵抗力が弱く、環境の変化やちょっとした刺激物であっても、トラブルを起こしやすいものです。スキンケアをすることも大切ですが、毎日肌の状態をチェックしたり、生活環境を整えたりすることも必要です。ポイントを紹介しましょう。


基本のスキンケア

 まずは、毎日お風呂に入れて、肌を清潔に保つことが大切です。次に保湿剤をていねいに塗ります。
●肌の汚れを落として清潔にする
●赤ちゃん用の石けんを使い、ガーゼや素手で優しく洗った後は、石けんを十分に洗い流します。
●水分はやわらかいタオルでポンポンとたたくようにして拭き取り、ゴシゴシこすりすぎないように注意しましょう。
●保湿剤で潤いを補う
・お風呂上がりには、なるべく早く保湿剤を塗ります。5分以内がベスト。
・お風呂上がりだけでなく、外出前には予防として、外出後には乾燥が気になったら、カサカサしている部分にていねいに保湿剤を塗ります。

乾燥しているかチェック!

 着替えのときやおむつ替え、お風呂のときなど、赤ちゃんが肌を露出する機会に、肌のチェックをすることを毎日の習慣にしましょう。
・顔……外気にさらされることの多い部分です。頰が赤くなり、カサつきを帯びてくることもあります。
・体……胸やおなか、背中は衣類との接触も多く、刺激を受けて、かゆみが出ることも。
・手……外気に触れ、拭いたり洗ったりする機会も多いため、乾燥しがちな部分です。
・足……衣類に隠れて見えませんが、乾燥が進んで太ももやひざ、すねなどがカサカサに乾いていることも少なくありません。

保湿剤の塗り方

 保湿剤を塗る前には、ママの手をよく洗って清潔にしましょう。優しく話しかけながらマッサージするように塗ることで、赤ちゃんとのスキンシップにもなります。
 塗るときは、赤ちゃんの目に入らないように注意し、傷口がある場合は避けて塗ります。
・顔……保湿剤を数か所にのせ優しく円を描くように伸ばします。刺激を受けやすい口の周りも忘れずに。
・体……保湿剤を数か所にのせたら、手のひらをすべらせて両手で優しくマッサージするように塗ります。
・手足……手足の指はママの親指と人差し指でつまむようにして塗ります。ひじの内側、足の甲や裏、足首のくびれなどにも忘れずに塗りましょう。


生活環境を整えることも大切

①室内の温度と湿度の管理を
 肌の乾燥を防ぐためには、室内の温度と湿度の設定が大切です。赤ちゃんに快適な、
 室温……20〜23℃
 湿度……50〜60%
を目安にしてください。加湿器なども上手に使いましょう。

②衣類は刺激の少ない素材に
 赤ちゃんの肌に直接触れる衣類には、優しい綿素材のものを使うようにしましょう。
 チクチクするもの、刺激が強い素材はかゆみの原因になるので避けたほうがいいでしょう。
 黒や紺色は、染料によっては肌への刺激が強いものがあります。赤ちゃんの衣類は、できるだけ色合いの淡いものを選んだほうが無難です。

③汗をかいたらこまめに拭いて
 赤ちゃんは冬でもたくさん汗をかきます。乾燥した肌に汗をかくと、刺激になることが多いので、朝起きたときやお昼寝の後などは、こまめに汗を拭いてあげることも大切です。

☆月刊誌『灯台』2011年1月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載