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虫歯になりにくい上手なおやつの与え方

灯台編集部編

おやつや甘いものを、どのように子どもに与えていますか? 量や内容によっては食事への影響や虫歯の心配もあり、どう向き合っていくかが難しいですね。ポイントを押さえ、上手に与えていきましょう。
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食べ方や食材に気をつけ楽しいおやつタイムを

 子どもは代謝が活発で成長が著しく、エネルギーや栄養素をたくさん必要とします。しかし、体が小さくて1度に食べられる量が少ないため、3度の食事だけでは必要量を満たすことができません。おやつには、この足りない分を補うという重要な役割があります。ただし、量が多すぎると食事に影響するので注意が必要です。
 また、おやつのなかでも特に、与え方について悩むという声が多いのが甘いもの。与えること自体はOKですが、虫歯の心配もあるので、適切な食べ方や、虫歯になりにくい食材などを知り、上手に与えていきましょう。
 おやつは子どもにとって楽しみの1つであり、充足感を与え、情緒を安定させるという意味でも重要な役割を担っています。ポイントを正しく押さえ、親子ともに、楽しいおやつタイムを過ごしましょう。

<おやつの与え方の基本> 
●分量
おやつの量は1日に必要な総エネルギーの約10~20%が目安で、1~2歳児で90~200kcal、3~5歳児で125~260kcalに相当します。

〈カロリーの目安〉
キャラメル1個 20kcal
バナナ1本 80kcal
牛乳コップ1杯 90kcal
おにぎり(小)1個 100kcal
プリン1個 150kcal
りんご1個 170kcal
※ものや大きさによって異なります。

●回数
特に胃腸が小さな1~2歳の子どもは、午前10時頃と午後3時頃の2回に分けて、3歳以上は午後3時頃に1回与えます。おやつと食事の間は2~3時間あけるようにしましょう。

【甘いものの上手な与え方とは?】

虫歯になるしくみや予防法などを知り、甘いものの与え方のポイントを押さえておきましょう。

■虫歯ができるしくみと修復のしくみ
口の中の虫歯菌は糖分を分解して酸を作ります。すると口の中が酸性に傾き、歯の成分が溶けて虫歯になっていきます。糖分のなかでも、砂糖は特に虫歯になりやすい性質をもっています。一方、唾液には食べかすを洗い流し、酸を中和する働きがあります。口の中が中性に戻ると、歯の溶けた部分が修復(再石灰化)されます。
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■虫歯を予防するには
○ダラダラ食べないようにする
おやつの時間を決めずにダラダラ食べていると、常に口の中が酸性になり、中性に戻して再石灰化する時間がないため、虫歯になりやすくなってしまいます。時間はしっかり決めましょう。
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○砂糖ではなく自然の甘みを
果物や一部の野菜などに多く含まれる果糖も虫歯の原因になりますが、果物などには食物繊維が多く、歯につきにくいため、虫歯になりにくいと言えます。ビタミンなども豊富なので、砂糖を含むお菓子などより良いと言えます。
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■虫歯になりにくい食べものを選びましょう
【虫歯になりやすいもの特徴】
・砂糖を多く含むもの
・食べるのに時間がかかる、または歯にくっつきやすいもの
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【比較的、虫歯になりにくいもの特徴】
・砂糖を含んでいても、すぐ食べ終わるもの
・砂糖をあまり含まないか、自然の糖分を含むもの
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※初めて食べるものには、アレルギーへの注意も必要です。アレルギーを起こしやすい卵やナッツ類などが入っているものもあるので、よく確かめてから与えましょう。
☆月刊誌『灯台』2014年10月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載