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覚えておきたい! 子どものケガ応急処置の基礎知識

灯台編集部編

子どもは好奇心旺盛ですからときには無茶をしてケガをすることも。そんなときはあわてずに適切な対応をとることが大切です。そこで今回は、いざというときに役立つ応急処置の基礎知識を紹介します。

■切り傷・すり傷

①傷口を水道水でよく洗い流す。
②傷口を乾燥させないためにガーゼや絆創膏などで覆う。
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〈傷口が深く出血がひどい場合〉
①傷口に清潔なガーゼなどを当てて強く圧迫し、止血をしてから水道水で洗う。
②消毒や殺菌などの薬はつけずに、ガーゼで覆ってからすぐに病院へ。
 ※出血が止まらない場合は、清潔なガーゼなどで覆ってすぐに病院へ。
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〈古いクギなど汚いものが刺さった場合〉
 刺さったものが中に残ると化膿したり破傷風に感染したりする恐れがあるので、傷口を水道水でよく洗い流したら早めに病院へ。うまく取れないときは無理をせず病院で取ってもらうようにしましょう。
実c
〈出血が止まらない場合〉
①傷口を心臓より高い位置に上げる。
②それでも止まらない場合は、傷口から心臓に近い部分をタオルや包帯などで固く結んで圧迫、または傷口部分全体をタオルなどで強く圧迫する。
※出血量が多い場合は、清潔なガーゼなどで覆ってすぐに病院へ。
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■鼻血が出た

①うつむき加減の姿勢で椅子に座らせる。小さい子どもの場合は抱っこをして、頭を前に倒す。
②鼻の付け根を冷たいタオルなどで冷やし、小鼻(鼻の穴の入り口付近)を指で強く挟んで圧迫する。
③血が口に流れ込んだら吐き出させる。飲み込ませないよう注意する。
 ※15分以上たっても止まらない場合は、すぐに病院へ。
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■目に異物が入った

①目をこすらせないようにしながら、明るい場所でどこに異物が入っているかを確認する。
②水道水を手のひらにため、その中で数回まばたきをして異物を洗い流す。洗面器に水を張り、顔を付けて水中でまばたきをさせる方法も。
③洗い流してもまだ異物を感じたり、痛みが治まらない場合は、清潔なガーゼなどで目を覆ってすぐに病院へ。
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■骨折

①出血がある場合は、できるだけ骨折部分を動かさないようにして止血する。
②骨折部分が腫れてきたら患部を冷湿布などで冷やす。
③添え木で患部を固定する。骨折部分の上下2つの関節に届く長さ・幅があるもの(段ボール、新聞、雑誌など)を布やタオルで縛り、すぐに病院へ。
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■頭を強打

①頭部を動かないように固定し、名前を呼んで意識があるかを確認する。
②出血の有無、呼吸や脈拍、顔色、手足の動きなどに異常がないか、全身を確認する。
③「私(ママ)は誰?」「手をグーパーして」などと話しかけ反応を確認する。答えられなかったり、意味不明なことを話したりするようであれば、頭部を固定したまま、すぐに救急車を呼ぶ。しばらくしてから吐き気や頭痛を訴えるほか、様子がおかしい場合も、すぐに病院へ。
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■やけど

①冷たい水(水道水やシャワー)を出しっぱなしにして患部を15~20分ほど冷やす。目や耳の場合は保冷剤や氷を包んだタオルをこまめに替えて冷やす。患部が衣服を着ている部分の場合は、衣服を着たまま流水で冷やす。
②水ぶくれができたら破けないように注意する。水ぶくれが破れたり、皮膚が白くなったり黒く焦げた場合は、すぐに病院へ。
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■打撲・打ち身

①患部を動かさないように注意しながら、すぐに氷や保冷剤で患部を15分くらい冷やす(薄手のタオルなどを皮膚との間に挟むこと)。これを2~3回繰り返す。
②内出血して腫れてきたら、患部を心臓より高い位置にする。
③腫れや出血がひどい、しびれがあって動かない場合は、骨折などの疑いがあるので、すぐに病院へ。
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☆月刊誌『灯台』2013年10月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載