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えんぴつを使いこなそう

灯台編集部編

小学校では必ず使うえんぴつ。基本の筆記用具だからこそ正しい使い方を身につけたいもの。遊びを通して、楽しみながら練習しておきましょう。

えんぴつに慣れておく意味

 パソコンがどんなに普及しても、就学してからのノート取り、就職後は手帳への書き込みや伝言メモなど、書く場面は多く、勉強や仕事ができる人の「ノート術」が話題になるほどです。
 基本となるえんぴつは簡単なようですが、大人でも正しい持ち方で、安定した筆圧の線をきちんと書ける人は意外に少ないもの。子どものうちに正しい持ち方を身につけないと、大人になってからでは直すのが難しく、字を上手に書くことや、記号や簡単な図表の直線や曲線などを思い通りに書き分けることが苦手になってしまいます。
 そのため、就学前の子どもをえんぴつに慣れさせておくことは、とても大切です。芯を立たせると細い線、傾けるとやわらかく太い線が書ける、力を入れすぎると芯が折れるなど、多くの経験させるとよいでしょう。  
 えんぴつの正しい持ち方や書くことが楽しくなる練習方法を紹介します。


えんぴつの正しい持ち方

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 2Bや3Bで短めな長さ、子どもが使いやすいえんぴつを選ぶ。形は丸、六角以外にも持ちやすい三角形がある。また、正しい持ち方が身につくための補助器具も市販されている。

①利き手を軽く握る。
②親指と人さし指を真っすぐ伸ばす。
③軽く親指と人さし指の間にえんぴつを入れて握る。
④中指で軽く支える。
⑤親指と人さし指はえんぴつの削り際近くに、軸は人さし指の第ニ関節と第3関節の中間を通るように持つ。


紙にたくさん線を書こう

1. ゴールまでよーいどん!
①2本の線の間を線にぶつからないように、ゴールまで直線でたどる。
②等間隔に描かれたマークにぶつからないように、曲線かジグザグ線を書いてゴールまでいく。

2. 親子で挑戦
 交代で線をひと筆で書く。止まったら交代。他の線にぶつからないように続けると、迷路ができる。次に迷路の間を線にぶつからないようにえんぴつでたどる。
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楽しみながら土台作りをする

 筆圧が強くなり、線が自由に書けるようになると、安定した筆圧で文字も上手に書けます。そこで就学前は文字を書くことよりも、土台となる手の使い方や適度な筆圧を身につけることが大切です。
 迷路をたどったり、ぬり絵をしたりなど、えんぴつを使った遊びはいろいろありますが、下のひと筆書きの遊びは、点と点を線で結ぶだけで模様ができるので、子どもが楽しみながら繰り返し線を書く練習になります。たくさんの線を書かせ、土台作りをしっかりしておきましょう。


円の中をひと筆書き 
 円上に打った7つの点をひと筆で結び、模様を描きながら、えんぴつに慣れる遊びです。色えんぴつでもいいでしょう。

■遊び方

円を書いて等間隔に7つの点を打つ。点を結んで模様を描く。結ぶ順番によって模様が変わる。
①1つずつ順番に結ぶ
②1つおきに結ぶ
③2つおきに結ぶ
1つの円に上の3つを重ねても、きれいな模様になります。

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①1つずつ順番に

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②1つおきに

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③2つおきに

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①②③を1つの円で

☆月刊誌『灯台』2010年10月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載